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窓から太陽の光が刺している。
いい目覚めだ。
「お母さん!行っきます!」
「行ってらっしゃい〜」
今日はなんだか気持ちが軽い。
生暖かい風が心地よい。
「みこっち〜!」
友達の声がする。
「おはよ〜!」
お互いに挨拶から始まる毎日。特に悪い気はしない。
でも少しだけ、一日の中で最初に挨拶したいのは実がいいと思っていた。
休み時間、友達と教室でだべっている所、廊下でトボトボ歩いている実を見つけた。
「あー!実!!」
なんだか嬉しくて大きな声が出てしまった。
「実采」
「もー!また遅刻したの?」
______________
私は、実と一緒にいるのが好きだ。他の友達とはなんだか違って、気軽に過ごしやすい。
この気持ちは一体なんだろうか。
実なら正体を知るまで考えるんだろうなと思いながら、何となく虚しくなってくる。
だって、私たちは性格が真反対だから。
仲良くなれただけで奇跡だよ。
この関係がこのまま続くといいな。
ずっと友達、もしくは親友のままで。