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夜。
ひとりで空を見上げてたら、ふと昔の夢を見る。
白い光。
誰かの声。
「ーーーーーーーーーーこの子は、大丈夫」
顔は見えない。でもすごく優しい声だった。
(誰⋯⋯?)
目を覚ますと、胸のあたりがじんわり暖かい。
『⋯⋯まあ、いっか』
私はベットから起き上がって、背伸びをする。
理由がなくたって、指名がわからなくたって、今ここにいて、笑えてるなら。
それに__
私が泣いていると、誰かが必ず気づく。
私が笑うと、周りも笑う。
それって、才能とか正体とかじゃなくてさ
『私が”私 ”だから、なんじゃない?』
そう思うことにした。