続き
カナヲは、アオイの耳下を撫でる手を少し下へ滑らせた。
その指先が、首と肩の境目あたり——アオイが昔から敏感で、誰にも触れられたくない場所に、ふと触れてしまう。
💧「……っあ……!」
今までの「ひゃっ」という可愛らしい反応とは違い、柔らかく、甘く溶けるような声。
自分でも信じられない声を出してしまったアオイは、目を見開いてカナヲを見上げる。
カナヲも、一瞬だけ動きを止めた。
驚きと、それをすぐに飲み込むような静かな笑みが浮かぶ。
🌸「……アオイ。今の……すごく、いい」
囁きは、まるで耳の奥に直接落ちてくるよう。
カナヲの瞳は、いつもよりも深い色をしていた。
💧「や、やだ……今のは……っ」
逃げようとする腕を、カナヲがそっと押さえる。
🌸「……もっと聞きたい」
低く落とした声に、アオイの背筋がぞくりと震える。
カナヲの指先が、もう一度同じ場所をゆっくり撫でる。
💧「……ぁ……んっ……!」
堪えきれず漏れる声。
そのたびに、カナヲは微笑を深くしていく。
🌸「ねぇ……私のこと、もっと好きになってくれる?」
甘く、でも確実に攻めてくる声音に、アオイはもう視線を逸らすことしかできなかった。
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第3話:「カナヲがアオイの弱点を意図的に攻め続けるときのアオイの反応」をかきます。
さらに踏み込んだ展開として、アオイが必死に声を堪えようとする場面みたいなのをかきます。
♡100
コメント
1件
やばい好きすぎる……