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セミの鳴き声、青空。セーラー服のスカーフを通す。私はずっと自分に自信が持てない。「おはよーう」明日夏の声だ。荻野 明日夏はクラスメート。可愛くて、優しい。男子からもモテモテだ。「おはよう。」「美月今日テストあるじゃん?勉強した?」数学の小テストのことだ。「数学は得意だから。」「すごいよね〜美月は勉強すごい出来るもん。羨ましいくらい!! 」そんなことないよ。私は明日夏が羨ましい。可愛くて自信があって。「急がないと。遅刻するよ。」「そうだね。明日夏さん先行ってて。」「本当?じゃあ先行ってるね。」明日夏は学校に向かっていった。「私が勉強できる..。嘘だよ。この学校、県で一番偏差値高い学校だもん。明日夏だって勉強できるもん。私には何も取り柄がないよ…..。」あの子になりたい..。変わりたい…。