テラーノベル
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続きです
語彙力皆無
ヤりません
部屋の中、二人きり――
ショウのキスの余韻がロウの唇に残っている。胸がやけに熱い。
「……おい、星導、ちょっとやりすぎだろ」
「え?ロウくん、もう逃げないの?ほんとは嬉しいくせに」
そう言うと、ショウはロウの顔を両手でしっかり包み込む。逃げ場がない。
「ねぇ、もっと……ロウくんの顔、ちゃんと見せて?」
ショウの手が頬を優しくたどり、指先で耳元の髪をいじる。耳まで熱くなっている自覚があるのに、ロウは黙って目を逸らした。
「ロウくん、ちょっとこっち向いて」
優しい声。でも、力はしっかり強くて。無理やりじゃないのに、本気で押し切られてしまう。
ロウは観念して、ゆっくりとショウを見つめ返す。
すると、ショウの顔がそっと近づいてきて……今度は、遠慮のない深いキスが落ちた。
舌先がほどけるように重なり、ロウの名前を低く囁く声。
体の奥から甘い火照りがこみあげる。
「ほしるべ、もう……こんなの、…バカ」
ロウの呟きを飲み込むように、ショウは首筋に唇を落とし、肩、鎖骨とそっとキスの跡を残していく。
「ロウくん、好きだよ……誰にも、こうしてあげたことないからね」
愛しさと独占欲が溶け合って、二人の呼吸がどんどん熱くなる。
ロウの指先が、ショウの背中にぎゅっとしがみついてくる。
「俺だけ、知ってていいんだろ……?」
「うん。ロウくんだけだよ」
ふたりの距離は、もうほとんどゼロ。一瞬も離れたくないほど近づいて、互いの体温と鼓動を感じ合う。
――夜はまだ、終わらない。
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