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第二節:ス三姉妹登場
社交的なヘリンがインターホンを押すと不気味に「ゴーン」と重厚感あふれるサウンドが鳴った。
そして扉が自動に開き、ウェリントンメガネを掛けた不気味な三つ子の三姉妹が登場した。
真ん中に長女(132cm)、右に次女(169cm)、左にマンネ(169cm)が登場した。
ス三姉妹が「ピボムボク・ピョンイン・サオク博物館へようこそ、お越しくださいました。」
一番小柄な長女「私は長女のス・オドゥム(水暗闇)と申します。」
次女「私はス・ピッコギ(水皮肉)と申します。」
マンネ(末っ子三女)「私はス・プルヘン(水不幸)と申します。」
ちなみにオドゥムは紅白色の生活韓服と白ロリータが融合した服装を、ピッコギは水色の伝統的な韓服を着用し、プルヘンは黒の生活韓服 と漆黒なゴシックロリータが融合した服装を着用していた。
髪型は全員黒髪だが、オドゥムは2人とは対照的にショートバングの黒髪ストレートロング。
ピッコギとプルヘンは一本のタウンモリ(三つ編みおさげ)スタイルだった。
ヨヌの心の声「オドゥムって人は子どもみたいな見た目だし振る舞いも無垢な子どもだけど、心は若者か…私たちと同世代らしいけど…ピッコギとプルヘンも名前は聞いたことある…」
ヘリン「オドゥム、君って可愛いね!私カンジョン・ヘリンって言うの!」
オドゥム「本当に!?ありがとう!世間だと私たちを不気味だのバケモン呼ばわりするからね!!」
サムジ「誰もバケモノ扱いはしませんよ。」
ハナはプルヘンに向かって無邪気な笑顔で右手で自分の胸に当てて、「私」を表現。
次に右手の親指と人差し指の先を少し開いた形にし、人差し指を立てた状態で身体の前で左右に軽く振り、「名前」を表現。
人差し指と親指で丸(サークル)の形を作り、
親指を横にして、人差し指を下に下ろしてハングル母音のウにし、そしてローマ字のLにしてハングルの指文字の『ユン』を表現。
両手の指先を軽く合わせ、上に向かってつぼみが開くようにふんわりと広げる動作をして『ハナ』を表現。
KSLと唇を動かしながら「ナ ユン・ハナヤ(私はユン・ハナだよ)」と伝えていたのだった。
プルヘンの心の声「『私はユン・ハナ』とKSLでそう言ってるのか…補聴器をつけていないからか聴覚障がいではなく、何かしらの言語障がいで言葉が話せないというのか」と無表情ながらもハナを見つめていた。
プルヘンは右手で自分の胸に当てて、「私」を表現。
次に右手の親指と人差し指の先を少し開いた形にし、人差し指を立てた状態で身体の前で左右に軽く振り、「名前」を表現。
右手の中指と人差し指を使ってV字に少し開き、「ス」を表現。
そして不幸を表す韓国手話で親指とそれ以外の4本指を使って2回顎を下まで添えていた。
プルヘンはKSLで「(ナ ス・プルヘンイヤ(私はス・プルヘンだ)」と表現。
ハナは聴覚に障がいがなく、よく耳が聞こえていることもあり、その名前を聞き、あまりにも面白い名前だったのか無垢な笑いを取った。
ピッコギ「本当は不気味だと思ってる癖によくこのピボムボク(血みどろ)なお化け屋敷博物館に来れるよな。大した者だな、ビクビク震えてるそこのお前」とヨヌに指を指すのだった。
ヨヌ「わっ…私ですか?」と腰を丸めて震えていた。
ピッコギ「それ以外誰もいねぇだろ?とぼけたフリしても無駄だ。嘘や建前は大嫌いなんでね」
ヨヌの心の声「ピッコギさんの皮肉っぷりマジで大好きで照れちゃう〜」と複雑な表情を見せていた。
ジウォン「それじゃあ中に入ろうや!歴史勉強だと思ってさ!」
ヘリン「ピョンイン・サオクは韓国史のテスト範囲になってるから知りたいからさ!」
そして5人はス三姉妹に連れられ、ピボムボク・ピョンイン・サオク(丙寅教獄)博物館には入るのだった。
中に入ると悍ましい光景の人形や肖像画だけでなく、当時の地下キリスト教徒が使用していた品物まで展示してあったのだった。
例えば、処刑の前に激しい拷問を受け、飢えや病気、または打擲により、獄死した人形やフランス人宣教師たちやキリスト教徒たちがソウルにあるセナムト(沙南基)で首を斬られ、多量の血糊が出る肖像画もあった。
テレビ動画ではチョルトゥサン(切頭山) で、
キリシタンと宣教師の断末魔とともに生々しく崖から突き落とされて、無惨に亡くなる映像が残っていた。
ヨヌがあまりにも無惨な光景に苦しそうに嘔吐しそうになり、右手で口を押さえるが、プルヘンはこう言った。
プルヘン「吐きたければいくらでも吐け。ここはただの博物館ではない。歴史の真実から目を背けないようにするために作られたもの。私たちの先祖も当時の朝鮮王朝によって殺された。その目的はキリスト教や外国人たちを排除するためにな。」
そしてヨヌが地面に蹲って嘔吐するのだった。
ジウォン「ヨヌ、しっかりせぇや!!まだここに来たばかりやで!!」とヨヌの肩に触れた。
ヨヌ「歴史を学ぶことって…こんなに残酷なことを…直視しないといけないってことですか?ウエェェ…」とまた嘔吐していた。
ヘリン「私たちの先祖?よくわからないけど、君たち3人はその処刑された人の子孫ってこと?この博物館、ピョンイン・サオクの遺族の1人が経営してるって聞いたから…」
オドゥム「うん、そうよ。まあ今この実家と博物館を経営してるのは私たち3人の両親って訳。私とピッコギとプルヘンは先祖がフランス人宣教師ピエール・オメートルと当時の身分の中人(チュンイン)だったス・アムフク(水暗黒)なの。だから私たち3人はフランスの血を引いてるって訳よ。パパとママが言うには密入国してきた宣教師ピエールとアムフクが両想いで惹かれあって、性交渉したの。それで子どもができて、順調に育ったようにも見えたけど、子どもが8歳の時、フンソンテウォングン(興宣大院君)がキリスト教弾圧をしたことで、子どもたちを逃して処刑された。」
ヘリン「そっそんな….そんなことが…オドゥム、まさか君たち3人も小さい頃からそれを親から教わって、この血みどろな人形を見たってこと?」とゾッとしていた。
オドゥム「そう!でもこれが日常茶飯事だから!」
サムジ「フンソンテウォングンの本名、
イ・ハウン(李昰応)のことについても学べるんですか?」
プルヘン「そうだ。けどこの博物館で学べることは『なぜ彼がキリシタン弾圧事件を起こさないといけなかった』のかについて。それだけだ。」
ハナ「っ….」
ピッコギ「不気味過ぎて近寄れなくて逃げ出すお客さんも多いが、お前らみたいな好奇心でやってくるお客さんも多いからな。当たって砕ける覚悟はあるんだな?」
ヨヌ「正義って一体何なんですかね?ただの歴史博物館じゃなくて、自分の正義を直視させるためでもあるんですね….」と立ち上がった。
コメント
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わあ…第6話、すごく重厚で引き込まれました。ス三姉妹の名前の意味や見た目の対比が面白くて、特に個性が際立ってますよね。歴史の暗部を真正面から見せる博物館の描写が生々しくて、ヨヌの嘔吐するシーンでは私も息苦しくなりました。それでも「目を背けない」ことの大切さを問いかけているようで、考えさせられる回でした。ハナちゃんの手話での自己紹介が愛らしかっただけに、ギャップが際立ちますね🌷
#無能力者
鳳蓮荘
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