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こんな街と別れたくて私はこの街を飛び出した。
街…
ただしくは町とかいほうが良いぐらい
なんとも気に食わないこの田舎加減がどうしても苦手だった。
けど
また帰ってきた…
昔と匂いや歩いてる人達の格好も雰囲気も変わらず、
私はやっぱりこの町が嫌いだった。
いつものように買い物に行き
子供達のノートを買いに文房具屋に寄る、するといつもの店員のおばちゃんがとてもゆっくりと
『い らっ しゃ い』と言う。懐かしいというかこれが馴染んでいてとても安心する。
ノートの場所に行く途中、ボールペンのところに行くと
ただ通りすぎるはすが
つい目にとまり…
ボールペンの試し書きのところへ
『別れたくない』との文字…
それを見てちょっと時間が止まった気がして色々なことが頭を流れた。
どう見ても見たことがある
文字。
わたしはノートの支払いする時間を考えるより、戻したほうが早いと思い咄嗟にノートを戻し、家に急いで戻る。
玄関を開け、子供を抱きしめて…
わたしは
『だいじょうぶ…
だいじょうぶだから…』と泣きながら子供を強く抱きしめながらあやまった。