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amnv
ak × mz
21日目
―――
mz視点
「 わ〜!!見て見てまぜち!! 」
「 おー、めっちゃ綺麗だな 」
「 んね!!ここまぜちと来たかったんだぁ! 」
手を引かれて着いた場所は、花火が綺麗に見えるスポット。横を見るとあっきぃは目を花火のようにキラキラと輝かせて花火を見ていた。
「 ふふ、まぜち 」
「 ん? 」
見入っていたところ、あっきぃに声をかけられる。花火の音であまり上手く聞き取れなかった。
「 俺ね、幸せ!! 」
花火の音だけが輝いた。
「 うっせ、そんな大きく言わなくても伝わるわあほ… 」
体が熱くなるのを感じた。
あっきぃに「まぜち顔真っ赤になってるよ〜?笑」と言われたからまたうるさい、と叱っておいた。
その後、あっきぃの口が動いた気がする。けど、聞き取れなかった。
「 ぁ… 」
そうだ、忘れていた。俺もあっきぃに言いたいことがあるんだった。それはたった2文字の好き。いつも恥ずかしくて上手く言えないから、今日こそは…絶対。あっきぃにこの気持ちを、伝えたい。
「 …あっきぃ 」
いつもより、大きな声で。
「 ん?どったのまぜち 」
今なら、言えそうな気がしたんだ。
いつも、あっきぃに愛を伝えられてる分、俺も返したいから。
喉が熱くなる。逃げたくなる。でも、今日は。
「 …、好きっ…! 」
「 … 」
あっきぃは黙っていた。
恥ずいからなんか返せよ!と言ったら
「 ぇ?あ、ごめん!もう1回言ってくれる? 」
「 …は、? 」
本当なのか?と少し疑う。あっきぃの事だ。本当は聞こえたけどもう1回聞きたくて聞こえなかったフリをしたのも全然有り得る。
「 ねぇ、まぜち。おねがい…! 」
どんどん迫りゆくあっきぃの顔。
不意にもドキドキしてしまう。気づいたらキスをしてしまいそうなくらいの距離感だった。
「 …っ、大好き、だってば…!! 」
「 …!ふふ、聞こえたよまぜち 」
あっきぃは優しく微笑んだ。
その笑顔が、俺の人生を明るくしてくれる。見る度に何故か元気になれるんだ。
「 …俺もね、まぜちのこと大好きだよ。世界で1番を名乗ってもいいくらい 」
ぎゅ、と指を絡められて、頬にキスをされる。
直後に見たあっきぃの顔は花火に照らされていてもわかるくらい顔が真っ赤だった。
そんなあっきぃが愛おしくて、求めてしまう俺がいた。
「 口には、してくれないの? 」
俺もあっきぃに顔を近づけて、挑発するように言った。あっきぃは「ぇ… 」と、恥ずかしがりながらも、またキスをしようとしてくる。
目をぎゅっと瞑って構えていると、ちゅ、と暖かい口付けを渡された。唇には数十分前いっしょに食べたりんご飴の味を微かに感じられた。
「 …っへへ… 」
あっきぃに愛されている。そう感じられる瞬間が俺にとってのたからもので、これからもずっとあっきぃと一緒にいたいなって思わされる。
「 俺も、幸せ 」
夜空に咲いた花火よりも、今隣にいるあっきぃの方が眩しかった。