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mtor
ml × mk
22日目
―――
mk 視点
「 ぁ…もう20時か… 」
「 みかさそろそろ帰る 〜? 」
今日はメルトと昼間からずっと遊んでいた。久しぶりに二人で遊んだからか楽しくて、20時までがあっという間だった。
終電を逃してしまったらいけない。けど、帰りたくない気持ちもあった。
「 …帰るかぁ、 」
俺はそう言った。けど、メルトの横という特等席から離れたくなくて、動き出すことができなかった。
「 みかさ? 」
「 …… 」
「 帰らないの? 」
帰りたくない。俺、まだメルトと話し足りない。なんて、言ったらメルトはどう反応するだろうか。
「 泊まっていく? 」 いや、 それとも 「 帰った方がいいんじゃない? 」 ……どっちも言いそう。
「 ……帰りたくない 」
言ってから、しまったと思った。メルトはびっくりしたように「 えぇ?笑 」と返してきた。
「 …終電逃しちゃうかもよ? 」
「 それでも、いい… 」
離さないと言わんばかりに、メルトの腕をぎゅっと掴んだ。帰りたくないんだよ。メルトと一緒に居たくて、メルトと一緒にいないと落ち着けないくらい、俺はメルトにぞっこんなんだよ。
「 …、だめ? 」
上目遣いをして、おねだりをしてみた。
「 ぅ… 」
こんなこと、良くないってわかってる。わかってるのに、阻止することができなかった。手を握って、メルトの顔をしっかり見る。圧をかけているように見えるだろう。
「 …泊まって、いく? 」
その瞬間俺の心の中はうれしさでいっぱいになった。
言わせたようになってしまったけど、それでもいい。メルトといっしょに居られるだけでいいよ、俺は。それだけで、幸せだから。
「 泊まっていく…、 メルトともっとお話したい 」
「 ふふ、しよっか 」
「 寂しさで素直になるみかさかわいーね 」
微笑みながら頭を撫でてくるメルト。
今ならありがとうって素直に言える。メルトに構ってもらいたかったから。
「 めると 」
少し迷ってから。
「 めるとすき 」
と愛を伝えて、頬に軽く口付けをすると、メルトは顔を少し赤くして仕返しにキスを、口に。
「 …ん、ふ… 」
「 かわいい 」
「 言い過ぎな…?さすがに、 」
「 うれしいくせに?笑 」
顔に熱が集まる。「うれしくないっ、」と否定すると、メルトはまた唇を重ねてくる。
メルトは、かっこいいよ。
と、恥ずかしくて言えないことを心に留めて、メルトに体を預けた。
今日はこのままでもいいや、と思ったから。
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