帰ってきたクロノアさんに意を決して言う。
「あ、あの…っ」
「うん?」
「お…お風呂にします、か?食事に、しますか?……そッ…それとも、……お、れ、に…し、ます、か…?」
流石に裸にエプロンでお出迎えは無理だったから、クロノアさんの服を拝借した。
着てみてクロノアさんって肩幅広いんだなとか、着痩せするから思わなかったけど案外と体格いいんだなぁとか思った。
裸なんて見慣れたけど、やっぱりまじまじと見るのは恥ずかしいから。
「クロノアさん…?」
「それ、俺のこと誘ってるって解釈でいいの?」
こくりと頷く。
「だ、って…今日、いい夫婦の日、なんですよね…?」
「あ覚えててくれたんだ」
あれだけ刷り込まれれば覚えてしまう。
それに、散々イカされた日の次の日は太ももの日だかなんだかでいろんな格好で所謂、素股をたくさんさせられた。
もどかしかに自分から挿れて欲しいと強請ったことはホントに忘れてほしいくらいのことだ。
「トラゾーは俺のことホントに好きだね。俺もトラゾーのことめちゃくちゃ好きだけど。…抱き足りないくらい可愛いよ」
抱き寄せられて耳元で囁かれる。
クロノアさんに躾けられた俺の身体は、たったそれだけで陥落する。
「っ、ぅあ…」
「俺の服まで着て、そんなにめちゃくちゃにしてほしいの?」
掠れた声にびくりと肩が跳ねた。
「…ふぅん?」
背中に入り込むクロノアさんの冷たい手。
「、ひゃ…ッ」
「じゃあお望み通りめちゃくちゃにしてあげるよ。ココもいっぱいにしてあげる」
お腹を撫でられて期待にきゅっとナカが締まる。
「も、ぅ…じ、ら…さないで、ください…!」
「焦らしたほうがトラゾーってイイ反応するから、たくさん苛めたいんだよ」
耳朶を甘噛みされてそのまま囁かれる。
耳の形に沿うようにクロノアさんの舌が這う。
「ん…ゃっ…ンぅ…っ」
耳元で聞こえる湿った音にぎゅっと目を閉じた。
しがみつくようにしてクロノアさんの服を掴む。
「トラゾー、こっち向いて」
「へ、ぁ…?」
急に口を塞がれたかと思ったら、俺の両耳をクロノアさんが手で塞いだ。
「⁈」
ちゅ、ちゅぷっ、くちゅり、…
耳を塞がれたことで音がダイレクトに響いて目を見開く。
「ぅンンっ!、ふ、やぁ…ッ、ん、むっ…んぅ…!」
首を振って離れようとしても両耳を塞ぐ手がそれを許してくれない。
「ん、っ…、」
口の中をクロノアさんの舌で犯されて、酸欠になって胸をトントン叩く。
「は、ふッ…」
繋がっていた糸がぷつりと切れて、立っていられなくなった俺はクロノアさんに凭れかかった。
「おっと…」
「くぉの、あひゃ、ん…」
「舌回ってないね、可愛い♡」
半開きになってる口から覗く舌を摘まれる。
「トラゾーの舌って、美味しそう」
「くりょ、にょあしゃんッ」
「涎垂れてる」
顎を伝う涎を舐め取られてびくっと身体が揺れた。
「…ん、じゃあトラゾーは俺のこと気持ちよくしてくれる?」
ダイニングのイスに座ったクロノアさんが俺の手を引いた。
「はぃ」
クロノアさんの脚の間に座り込む。
目を細めて俺の頭を撫でるクロノアさんを見上げて、ズボンを寛げた。
「わ…」
いつも驚くけどこんな大きいモノが俺のナカに入ってると思うと、早く欲しいとナカが疼く。
「んむ…っ」
上手なほうじゃないのは分かってるけど、同じ男だからどこが気持ちいいのかとかは分かる。
「ふ…、っン…は、ぅ…っ」
「じょーず」
嬉しそうで気持ちよさそうなクロノアさんを見て俺も嬉しくなる。
「ひもひ、いーれす、は…♡?」
「うん、気持ちいよ」
よしよしと頭を撫でられて、目を細めた。
「今度はもっと奥でできるようになろうね?」
顎下も撫でられ、ぞくりと背筋が震える。
「無理矢理は突っ込みたくないから、トラゾーがココまで自分で飲み込めるようになろっか?ゆっくり練習しよ、俺がいつでも付き合ってあげるから」
「んん゛!」
口の中に広がる熱と苦み。
「ん、くっ…」
おさまりきらないくらい口の中に射精されたクロノアさんの白濁を少しずつ飲み込んだ。
「えらいよ、ちゃんと飲めて」
「くろのあさんのだから」
「うん、じゃなかったら俺怒るからね?」
きゅっ猫みたいに細められた翡翠に若干の怒りが混じる。
怒られたいって思ったのは口に出さないでおこう。
どのみちバレるだろうけど。
俺のことに関してとんでもないくらい察しよくなるクロノアさんだから。
「…ね、もし、あなた以外の飲んでたら、俺、どうなりますか…?」
それでも、少しだけ湧いた興味。
どんな反応するか気になった。
「………」
座り込んでいた俺の腕を引っ張って自分の上に座らせたクロノアさんはすごい低音で囁いた。
「…閉じ込めて縛り付けてずっとコッチにもココにも俺のを注ぎ続ける。溢したらそれ以上注いで蓋してあげる」
ぐずぐずになっている後ろをズボンの上から触られる。
「んひゃっ…!」
「このまま指入っちゃいそう。…俺の為に柔らかくしてんだ?」
器用にズボンと下着を脱がされ、クロノアさんの服だけを着た姿になる。
「彼シャツ?いや彼パーカー?」
後ろにクロノアさんの勃ってるソレが充てがわれた。
「ん。こっからはトラゾーが挿れてみて」
クロノアさんの肩に片手を置いて、もう片手で後ろを広げる。
「ふぁッ♡」
「先が挿入っただけだよ?1番奥じゃないのに、そんなに俺のコレ好き?」
「すき♡クロノアさんが好きです♡♡」
「ふふ、そうだね。好きじゃなきゃこんな簡単に咥え込まないもんね♡?」
やらしい音と共に奥までクロノアさんのを飲み込んだ。
「ふゃぁぁあッ♡♡!」
「上手に挿れれたね♡いいこ♡」
腰を撫でられてきゅんとナカが締まった。
「ん、ぁッ♡」
「俺の締めて気持ちよくしてくれてるの?可愛いね、トラゾー♡」
「んン〜〜っ♡!!」
肩に手を置いて、抜き差しする。
「くろのあさん、は、ここが♡、きもちいい、ん、でしたよね♡」
1番奥まで挿れて先をその奥で締める。
「っつ!、…悦ばすのも上手だね♡いいこにはご褒美あげなきゃ」
「ひゃぁん…ッッ♡!!」
「可愛い俺の奥さん♡」
「くろのあさん、は、おれ、の、だんな、さん…♡⁇」
きょとりと首を傾げて言うと、クロノアさんが細めていた目を見開いた。
「うわ、破壊力やっば♡♡!」
腰を掴まれてガッと乱暴に奥を突かれた。
衝撃で肩に置いた手を離しかけて慌ててクロノアさんに密着する。
そのおかげでもっと深いとこまで咥え込んでしまってしまった。
「あ゛ッッ♡、や、んっ゛!ぅ、イッッ…〜゛〜♡♡!!」
びくりと腰が大きく跳ねて、俺が着てるクロノアさんの服を白濁で汚す。
「あーぁ、俺のパーカーぐちゃぐちゃになっちゃったね」
ぺらりと前側を捲られ、ドロドロになってる俺のモノをクロノアさんが指で弾いた。
「ひゃん…っ♡!」
「ほら、俺の奥さん頑張ってよ♡」
まだまだ全然硬いクロノアさんのモノがナカでまた硬度をあげる。
「か、たッ…もぉ、おっき、くしちゃ、だめです…っ♡」
「嘘つき♡気持ちいいくせに♡♡」
ダイニングに響く水音に、ここでご飯食べるたびに思い出してしまうと顔が赤くなる。
「ねぇ?ここに座ったら思い出しちゃうね?でも、誘ったのはトラゾーなんだから奥さんは責任持って旦那を気持ち良くしよーね♡♡?」
「ん、♡、ふっ♡おつ、とめ、です、もん、ね…♡?」
ぐちゅぐちゅと掻き乱されて、気持ちよさに力が抜けそうになるたびに下から乱暴に突き上げられた。
「ゃ゛ぁ────ッ♡♡んぅ〜〜ッッ♡♡♡!!」
生暖かい液体を吹き出して、もう潮吹きしてしまったと自覚する。
「潮ももう吹いちゃった♡?トラゾーってばイキ癖ついちゃったね♡みんなの前でイッちゃわないように気をつけなきゃ♡」
びくびくする俺のを爪先で引っ掻くクロノアさんは楽しそうに笑った。
「トラゾーのえっちな声聞かれないようにしないと、一生みんなの前に出られなくなるね?まぁ、俺はそれでもいいけど♡」
優しく突いたり、激しく擦られたりして気持ちよさが溢れる。
「トラゾー閉じ込めることができるきっかけが作れるから♡」
「あなた、いがい、にはッ、きかせたく、なぃれす…っ♡」
「うん。他の奴に聞かせたら、ちゃんとぶち犯すから安心して♡」
「ぁん、しんッ、できにゃぁ…ッ♡♡」
揺さぶられてまた盛大にイッて、潮吹きもたくさんさせられる。
しっかりクロノアさんに気持ちよくしてもらって、クロノアさんを気持ちよくさせた俺はその日は読んで字の如く寝かせてもらえるわけもなく、日が変わるくらいまでぐちゃぐちゃに抱かれた。
気絶して、目が覚めた時に左の薬指にはまるものを見て、次いでクロノアさんにも同じものがはまってるのを見て泣いてしまった。
泣いていたら慰めるようにまた、優しく抱かれてしまったが。
クロノアさんなしじゃ、もう俺は生きていけないなと組み敷かれながら思った。
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