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暗い部屋の中、凪の大きな身体に包まれて眠っていた潔は、妙な違和感で意識が浮上した。
(……ん、……なに、これ……?)
背後から回された凪の太い腕。その大きな手が、いつの間にか潔のトレーニングウェアの裾から、するりと熱い肌の上を滑り込んでいた。
「……っ、な、凪……?」
呼びかけようとしたが、声にならない。
凪の手指が、潔の胸元を弄り始めたのだ。
最初はただ触れているだけかと思った。だが、凪の器用な指先は、潔の胸の突起を爪を立てるようにカリカリと、あるいは指の腹でコリコリと、執拗に、そして一定のリズムで刺激し始めた。
「……っ、ん、……ぁ、……やめろ、凪……」
最初はくすぐったいだけだった。
けれど、数分もその「カリカリ」という刺激が続くと、潔の身体の芯から、じわじわと熱い何かがせり上がってくる。
(……おかしい、……なんで、……胸を触られてるだけなのに……)
朝の「耳元攻撃」で敏感になっていた身体は、凪の無自覚(に見える)指先の動きに、過剰に反応し始めていた。
コリ、と先端を弾かれるたびに、背筋を電気が走るような快感が突き抜ける。
「……ねぇ、凪ってば……起きて、……これ、変な感じする……っ!」
潔は真っ赤な顔で、自分を拘束している凪の腕をほどこうとした。
だが、身長差15cm、リーチも体格も一回り以上デカい天才の腕は、眠っているとは思えないほど重く、びくともしない。
「……ん、……潔、……うるさい……おやすみ……」
「おやすみじゃないだろ! 手、手が……っ! あ、……んっ、……ぁぁっ!!」
凪の指先が、さらに深く、強くコリコリとそこを押し潰すように回した。
潔の口から、またしても甘い悲鳴が漏れる。
視界が熱さでチカチカし、凪の大きな胸板に背中を預けたまま、潔は腰を逃がすようにくねらせた。
「……っ、ふ、あ……っ! 凪、だめ……そこ、……あつい、……っ!!」
カリカリ、コリコリ……。
暗闇の中で、衣類が擦れる音と、潔の必死に抑えようとしても漏れてしまう艶っぽい吐息だけが響く。
潔の身体は、凪の巨大な腕の中で、抗えない快感に翻弄され、ふにゃふにゃに溶け始めていた。
「……凪、……お願い、……もう、……おかしくなる……っ、……ん、んぅぅ……っ!!」
指先がそこを弾くたびに、潔の意識は再び、あの「真っ白な世界」へと引き摺り込まれそうになっていた。