テラーノベル
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シリウス
悪魔
ゼロ
天使
シリウスside
天使の名前はゼロ、何も無いからゼロという名前らしい。
ゼロ 『私には何も無いから、ゼロなの。』
シリウス 「本当に何も無いんですか?」
ゼロ 『うん、何も無い』
俺はその天使が悲しく儚く見えた、でもそれでも天使の笑顔は綺麗だ。
シリウス 「貴方が何も無いんだったら、俺はどうなんですか」
ゼロ 『…私と同じなんじゃないかな、そんな事ないか。シリウスは良い子だから、自分が気付かないだけで色々あるよ』
シリウス 「そうなんですかね、じゃあゼロさんもあるんじゃないですか?気付いてないだけで、きっと何かありますよ」
こんな台詞初めて言った、天使は綺麗に美しく笑った。
ゼロ 『ねぇ、シリウス。』
シリウス 「なんですか?」
ゼロ 『次は物語でも話してあげるよ、人間と死神の話。』
シリウス 「…その話、この間も話してくれましたよ。」
天使は最近ずっと物忘れが激しい、アルツハイマーなのかどうかは分からない。そう考えていると天使がいつかは、自分の名前を忘れるのではと、考えてしまう。
ゼロ 『あ…』
シリウス 「ゼロさんッ!」
天使が踏み外した、なんで?
シリウス 「大丈夫ですか⁉︎怪我は⁉︎」
ゼロ 『だ、大丈夫…ありがと、助けてくれて』
良かった、本当に良かった。無傷だ、天使は驚いた表情のまま俺に感謝を言って抱きしめてくれた、ずっとこのままが良い。
ゼロ 『…そろそろ離して欲しいな〜』
シリウス 「…ごめんなさい」
ゼロ 『怒ってないよ、命の恩人に怒るわけないでしょ?ほら、天界に戻ろ?』
シリウス 「はい」
苦しいほどに天使が愛おしい、このドロドロした感情はなんと言うんだろうか?天使がアルツハイマーだとしても、俺の事を思い出させる必ず。天使が亡くなる寸前に、思い出すようなそんな存在になりたい。
コメント
3件
読み終えました。第1話からもう胸がぎゅっとなる…。シリウスがゼロを「何もない」からこそ愛おしいと思う感覚、すごく分かります。そして天使がアルツハイマーかもしれないって伏線、苦しいですね。踏み外した場面で咄嗟に助けるところ、名前を忘れる日が来るかもと不安になる台詞回し…短いのに情感がぎっしり詰まってる。続きが気になります!
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ひな@フォロバ!
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