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空気が変わる。
🖤「…は?」
🧡「最近」
🧡「全然構ってくれん」
🖤「そんなこと」
🧡「ある」
こーじの声が少し震える。
🧡「前はさ」
🧡「俺が誰かと話したら嫉妬して」
🧡「隣座ってきて」
🧡「触ってきて」
目を伏せる。
🧡「…今はない」
めめは黙る。
🧡「俺さ」
🧡「嫌われたんかなって思った」
🖤「は?」
🧡「だから距離置いた」
🖤「なんでそうなる」
🧡「だってめめ」
顔を上げる。
🧡「全然俺のこと見てない」
その言葉に。
めめの声が低くなる。
🖤「見てる」
🧡「見てない」
🖤「見てる」
🧡「見てないって!」
沈黙。
そして——
🧡「もういい」
立ち上がる。
🧡「めめ忙しいんやろ」
🖤「待って」
🧡「いい」
🧡「ちょっと一人にして」
こーじは別の部屋に行った。
ドアが閉まる。
⸻
リビング。
静か。
テレビの音だけ。
🖤「……」
めめは動かない。
でも胸がざわつく。
(…泣いてないよな)
数分。
我慢できなくなった。
立ち上がる。
廊下。
こーじの部屋の前。
コンコン。
🖤「こーじ」
返事がない。
ドアを少し開ける。
そして——
止まった。
ベッドの上。
こーじがうずくまっている。
肩が震えている。
🧡「……っ」
泣いてる。
しかも。
声を殺して。
🖤「…こーじ」
その瞬間。
こーじが顔を隠す。
🧡「来んといて」
🖤「無理」
ベッドに近づく。
🧡「見んな」
🖤「見る」
そして腕を掴む。
顔を上げさせる。
涙でぐちゃぐちゃ。
🖤「……」
胸が締め付けられる。
🧡「俺さ」
震える声。
🧡「めめに嫌われたんかなって」
🧡「ずっと思ってた」
🖤「違う」
🧡「最近全然触ってくれん」
🖤「…」
🧡「俺のこと好きなん?」
その瞬間。
めめは我慢できなかった。
引き寄せる。
強く抱きしめる。
🧡「っ」
🖤「好きに決まってる」
🧡「……」
🖤「仕事で疲れて」
🖤「余裕なかった」
🖤「でも」
抱きしめる腕が強くなる。
🖤「離れるのは違う」
こーじが小さく泣く。
🧡「寂しかった」
🖤「ごめん」
🧡「ほんまに寂しかった」
🖤「もう離すな」
🧡「離れへん」
めめは髪を撫でる。
🖤「こーじ」
🧡「…ん」
🖤「泣きすぎ」
🧡「めめのせいや」
🖤「ごめん」
少し沈黙。
そしてこーじが小さく言う。
🧡「めめ」
🖤「なに」
🧡「もう一回」
🧡「独占して」
めめは少し笑う。
🖤「…言われなくても」
もう一度強く抱きしめた。