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途中作品
★途中作品です。
※☀️📱、🍣🎈で人魚パロ
※色々捏造注意
※着衣あるよ
※彼、彼女表現あるよ
※自我強めのモブいるよ
※おーけー?
人魚の珊瑚のお約束🌊
この世には『人魚』という存在がいる。上半身は人間で下半身が魚のあの人魚。その中には極小数だが沼と呼ばれる種族の見た目を持った人魚もいるらしいが、彼らは海の底辺りに拠点を構えて仲間と協力して穏やかに過ごしているそうだ。
そんなことを思い出しながら、沼である『太陽』は、目の前のその生き物に目線を向けた。夏の暑い砂漠のような砂浜に倒れ込む真白の体に三日月のごとく笑った顔。そして人間でいう耳の部分に生えた水色のヒレのようなものと、魚のような下半身。間違いない、沼族の人魚だ。沼はラクガキのような存在をした種族の総称で、魔物の一種だという見解もあるがよく分かっていないらしい。
オマケにその人魚はまだ生きているらしく、恐らく口であろう場所からひゅーひゅーと乾いた音が漏れだしている。打ち上げられてから時間が経っているのだろう、ヒレや肌、尾ヒレはかなり乾燥していて潤いが無い。 太陽はその軽い体を持ち上げて、ゆっくりと下半身から海水に浸けてやる。夏で今日は晴天だとはいえ、海の水は冷たいものだ、いくら人魚とはいえ、いきなり冷たい水の中に落としたら、心臓が止まってしまうかもしれない。これは、そんなことを思った太陽のちょっとした気遣いだった。
人魚は肺呼吸も出来るらしいが、やはり一番効率がいいのはヒレ呼吸なんだそうだ。この人魚は耳のヒレの裏にエラがあるようなので、取り敢えず気道を確保しようと、頭が完全に沈んでしまわぬように、後頭部を支えながら海水に沈めてやる。しばらくすると太陽が支えていた人魚が咳き込んで息を吹き返した。
「ゲホッ!ケホッ⋯⋯あ”⋯?」
「あ、生き返った。」
「お”まえ⋯は⋯?」
パチパチと三日月の瞳を瞬いて、その人魚は太陽を見つめる。どうやらこちら側の言葉は理解しているようだ。
「俺は太陽。お前は?」
「おれ⋯は、マリキン⋯ここは⋯?」
「砂浜。」
『マリキン』と名乗った人魚はキョロキョロと辺りの様子を見渡している。ここはある砂浜で秘境といってもいい程、人が来ない為太陽のお気に入りの場所だった。逆を言えば、太陽が来なかったらマリキンはここで干からびて息絶えていただろう。
「で、お前はなんでこんなとこで伸びてたんだよ。」
「俺は⋯あぁ確かいきなり高波に飲まれて⋯⋯」
「流されたってわけか。」
マリキンは頭を掻きながら今までの出来事を必死に思い出している。しかし、どうやら途中で意識を失ってしまったようで、最後まで思い出せないようだ。
「人魚のくせに流されるなんてwwww無様すぎません???」
「それは⋯その⋯餌を追いかけてたら⋯」
もごもごと口をくぐもらせて、気恥ずかしそうに目線を太陽から外す。太陽はマリキンを嘲笑うかのようにハッと笑い、彼を支えている手をパッと離した。
「んじゃ俺はもう必要ねーな!!!」
「うわっと!?おい!!危ねーだろ!!」
バシャリと音をたてて、マリキンの体が海水に沈む。マリキンはその白い尾で水中を掻いて顔を上げ、太陽に対して抗議し始めた。当の本人である太陽は、読めない貼り付けたような笑みを浮かべてマリキンを見下ろしている。
「次打ち上げられたって助けてやれんからな!!じゃ!!!」
「お、おう?」
太陽は特にマリキンの話に耳を傾けることなく、ひらひらと手を振りながら立ち去って行った。 一人海辺に取り残されたマリキンは、何処か消化不良といった面持ちで片手を伸ばしていた。
「太陽、か⋯」
あれからマリキンはよくこの海岸に訪れるようになっていた。全てはもう一度彼に会う為に、もう一度彼の声を聞く為に。手頃な岩に手を置いて、その時が来るのを今か今かと待ち望んでいた。
そんなことを始めてから数日後、案外すぐに太陽はやってきた。あの日と同じようにどかりと岩に腰掛け、何処からか取り出した煙草に火をつける。大きく息を吸い込み、ため息混じりに口から煙を吐き出す。それはマリキンが嗅いだことのない未知の匂いであった。
「なぁ、太陽」
「なぁんで居るんですかねぇ!?ストーカー!?!?怖!!!! 」
「違うわ!!!お前が咥えてるそれ、何?」
マリキンが岩に乗り上げて問えば、太陽は岩に煙草の先をグリグリと押し付けながら答えた。
「煙草。」
「たばこ⋯?」
「タバコの葉を加工して作られた製品で、吸い続けると寿命縮む。(Wiki調べ+α)」
「はぁ!?」
寿命が縮む、と聞いて明らかにマリキンの表情が変わった。「そんな危ないもん辞めろよ!」と太陽の手から煙草を奪い取ろうとするも、太陽は子供と戯れているかのごとくマリキンをあしらって、煙草をマリキンの手が届かない反対の手に持ち替え、彼をぐいっと押し戻した。
「んな危ないもんじゃあねぇよ。それにそうそう簡単に死んでやるかっての。」
ヘラヘラと笑いながら煙草を咥えなおす太陽。その様子にマリキンは不満気に熱視線を送っていた。彼の尾の先がパシャリと水面を叩き、水滴を纏った水色の尾ヒレがキラキラと光る。太陽はマリキンがそうやって自分の尾を遊ばせる様をただ黙って見つめていたが、ふと思い出したかのように問いを彼に投げかけた。
「で??お前は何しに来たわけ???」
「いや、お前と話に来ただけ。」
「うっそでしょ???」
太陽が驚いた表情を浮かべ、マリキンのほうに顔を向ける。
「だってお前この前さっさと帰っちまっただろ?命の恩人のことぐらいもっと知りたくてさ?」
マリキンはふわりと笑って嬉しそうに尾を揺らす。太陽はカリカリとこめかみをかきながら、マリキンのおしゃべりに付き合うことにした。
「♪〜〜♬〜」
あれから数週間、太陽はマリキンの話し相手として毎日のようにこの砂浜を訪れていた。そして今は、隣で楽しそうに鼻歌を口ずさんでいるマリキンの声に心地よさげに耳を傾けている。そういえば人魚は歌が好きなのだと何処かで聞いたことがある。地上の生物には聞こえないだけで水中でも歌っていることは多いのだそうだ。まるで指揮をするかのように人差し指を揺らしているマリキンと、膝を軽く叩きながらリズムを取っている太陽。ほのぼのとした時間がそこには流れていた。
しかしその時、海の遠くの方から何かが近付いてくる音が聞こえてきた。イルカやサメが泳ぐ音に何処か似ているその音は、二人とも聞き覚えがあるはず。そしてその音は二人の少し手前で止まり、バシャリと水飛沫を上げて、顔を上げる。
「マリキン!!やっと見つけた・・・最近何処行ってんのかと思ったらこんなとこに居た⋯⋯!」
「フ、フサ⋯」
マリキンが気まずそうに狼狽える。フサ、いや『フサキン』と呼ばれた彼は二人と同じ沼族のようで、頭に猩々緋の鉢巻を巻いていた。でも、よく見れば下半身が魚の尾のようになっている。彼は・・・人魚だ。
「もう!マリキン!あれだけ地上の生き物には関わるなって口を酸っぱくして言ってきたはずでしょ!?」
「いや!フサ!コイツは⋯⋯!」
「お前を助けてくれた命の恩人なんでしょ?知ってるよ。 」
フサキンが怒気を孕んだ目で、マリキンに近付く。人魚が地上の生き物に関わるなと言う理由、それは明確で長いこと人間達は人魚を食えば永遠の生命が手に入ると騒ぎ立てて、人魚を狩ってきたからだ。そのせいで人魚達は数を減らし、人間から離れて生活するようになった。そうして二種族の間で自然と定まった掟は人間は人魚になるべく干渉せず、人魚からもできるだけ人間に干渉しない。もちろん、暗黙の了解であった。マリキンだってそれは理解しているらしい。なら尚更だ。何故、太陽に関わろうとするのだろうか。
「それでもだよ!!俺達は珍しい種族の人魚。いつ狩られるかも分からないんだよ!?それに、マリキンの隣に居るお前。太陽、だっけ?たしかお前の職業は⋯⋯⋯⋯」
『”人魚狩り”だったよね?』
フサキンの言葉が重くのしかかる。マリキンは隣で目を見開いて驚いていた。顔からは血色が抜け、真っ青な顔で太陽を見つめている。当の本人である太陽は顔色一つ変えずにフサキンに話しかけた。
「根拠は?」
「あんまり海のネットワーク舐めんなよ?お前が仲間達を狩っているのを見た、と証言する魚達がいた。あの怯えようは本物だ。嘘をついている態度では無かった。」
「⋯⋯⋯⋯⋯」
「さっさと白状しなよ。どーせマリキンも陥れて食うつもりだったんだろ?地上の生き物はみんなそうだよ。人魚を食えば不老不死になれると本気で信じてる。そんなことただの迷信なのにさ?」
フサキンは鋭い視線で太陽を睨みつけて牽制しながら、マリキンの方を向いて語りかけた。
「マリキン!ほら、帰ろう?隣に居るのは血も涙もない人魚狩りだよ?それとも、お前はそんなのと結ばれようと本気で思ってたの?だって⋯」
「フサ。」
「マリキンは⋯」
「フサ、辞めろ。」
「人⋯」
「辞めろって言ってるだろ!!」
「”人魚姫”なんだから。」
マリキンの遮る声も虚しく、フサキンははっきりとそう言い切った。マリキンが姫であるかどうかはまず置いておいて、『人魚姫』という存在。それは人魚達の中に本当にごくまれに生まれる一際目立つオーラを持つ人魚のこと。これを宿して生まれてきた者は、とても優秀な血を持っており、この血を持つ者しか王の座につけないとまで言われている。その反面、男だろうと女だろうと、子を孕む事ができる為、狙われやすい立ち位置であるのも事実。そんな大事にしなければならないまさに姫であるマリキンが、地上の沼族と恋に落ちた、なんて知れ渡れば海の世界は大混乱に陥ることだろう。
「どーりで。そのネックレス見た事ある気がしたんだよ。確か珊瑚を磨いて作った宝玉なんだっけ???」
「⋯どうしてお前がその事を?」
「昔どっかの本で見た。明らかにその本に載ってたやつにそっくりだったから、もしかして、とは思ってたが⋯へぇ、人魚姫ねぇ⋯?」
「⋯⋯気持ちわりぃって思っただろ⋯?俺らは、そういう目で見られることが多い立ち位置なんだよ⋯だから言いたくなかったのに⋯」
今にも泣き出しそうな顔で俯くマリキン。確かにその首元には桃色の綺麗な水晶のように光る珊瑚のネックレスがあった。人魚姫の証でもあり、まだパートナーがいない雌の証でもあるアクセサリーだ。
「マリキン、いい加減パートナー決めようよ。何回も言うけど、地上の生き物と結ばれる事は認められない。そういう決まりなんだよ。それなのに許嫁候補も全部蹴って拒否するし⋯何事かと思えば地上の沼に恋してるし⋯いい加減人魚姫としての自覚を⋯」
「でも!!俺は太陽のことが⋯⋯⋯!」
マリキンが言葉を紡ごうとしたその瞬間、いきなり太陽に背中を押され、海の中に突き落とされる。すぐに浮上して水面から顔を出して、太陽が座っている岩の方を見上げた。すると、さっきまで自分が座っていた位置を銃弾が通過していくのが見えた。太陽はずっと後ろを凝視して動かない。数秒後、彼が低く、唸るようにして「出て来い」と言えば、物影からゾロゾロと人間が集まってきた。全員何かしら武器を手にしている。それに彼らの服の胸元のマーク、あれは⋯⋯⋯⋯⋯『人魚狩り』のシンボルだ。
「太陽。何故邪魔をする。お前も人魚狩りだろう?ならなぜ目の前の人魚を狩らない!!それも沼族が二匹⋯上玉だろうが!」
「⋯誰だおめぇ」
「ハッ!!同業者の名前すら忘れてしまったか!?俺は⋯」
「だーかーらー!!なんで!!俺の!!名前!!知ってんだよぉぉぉ!!!??!??」
太陽が勢いよく立ち上がり、魔法で編み出した巨大な斧を構える。その名はアラドギロチン。彼の武器だ。
「だりゃあああああああ!!!!!」
大声で叫びながら大斧を振り下ろし、下っ端であろう一人の人間を叩き潰す。一振りで原型が分からぬほどぐちゃぐちゃに潰された肉塊を忌々しそうに踏みつけ、太陽はぐるりと残りの人間の方に顔を向ける。人間達もよっぽど肝が座っているのか、潰された仲間を見て悲鳴を上げることもせずに攻撃を再開した。
「うわぁ、ヤバ⋯」
「た、太陽⋯」
鈍い金属音が響く戦場を二人の人魚はただ呆然と眺めていた。しかし、太陽一人で一度に捌き切れる人数というのは限界があるもので。太陽の猛攻から抜け出した一人の人間がマリキン向けて発砲してきたのだ。
「マリキン!!」
フサキンがマリキンを庇うように咄嗟に前に出てぎゅっと目を閉じる。しかし、予想していた痛みは来ず、代わりにガキン!と何かを跳ね返す音と、バチャン!という豪快な着水音が二人の耳に届いた。フサキンが恐る恐る目を開ければ、自分の隣をぼんやりとした目の沼族が犬掻きで砂浜まで戻っていく姿が目に入った。
「太陽さ〜んズルいっすよ〜ワシ抜きでおっぱじめるなんて!ワシも混ぜてくださいよ〜!」
「るせぇ!!寿司!!!!」
寿司と呼ばれたその沼は、『荒川』という。彼女は両手に水色の鉤爪をはめて、電光石火の勢いで人間達を薙ぎ倒していく。嬉々として敵と戦うその姿に沼族として、戦闘民族としての血が刺激されないはずがなく、さっきまで呆然としていたフサキンとマリキンも心做しかうずうずとし始めた。
「う”ー、目の前でそんなん見せられたら俺だって戦いたくなっちゃうじゃーん!!」
「奇遇だなぁ?フサ?俺もだ!!」
二人も爛々と目を輝かせ、己の武器を構える。マリキンは体の周りに丸くオレンジのカードを展開させ、そのカードを飛ばす。フサキンは刀を構え、何処からか卒塔婆を出現させて、飛び道具として扱った。二人は水中に居る為、飛び道具じゃないと届かない。だが、幸いどちらにも飛び道具はあったようで楽しそうに太陽と荒川の援護をしていた。
「な、なんだコイツらは!?強い⋯!?」
「なーんだ、全然弱いじゃないっすか。」
「それなー!?!?!?早くどっか行ってくれませんかねぇ!?シッシッ!!」
「く、クソ⋯⋯!」
人間達は悪態を着きながら足早に立ち去って行く。荒川はバチンと音をたてて鉤爪の電源を降ろし、太陽は斧を担ぎながらマリキンとフサキンが居る方向を向いて歩いて来た。
「大丈夫っすか、お二人共。」
「お、おう⋯俺は大丈夫だ。」
「俺も大丈夫だけど⋯君は?」
「荒川っていいます。どうも。」
荒川が岩の上にしゃがみ込んで人魚二人を見つめる。口の端からじゅるりと涎が垂れているのはきっと気の所為だろうと、二人は必死に目を逸らして話を続けた。
「で、なんだっけ???人魚狩りの話だっけ???」
「あ!そうそう、それだよ!!君はアイツらと知り合い⋯じゃないの?アイツらは君の名前を知ってるみたいだったの に、君は知らないっていうから⋯⋯もーう!訳わかんない!!」
フサキンはガシガシと頭をかきむしりながら、太陽に真相の答えを求める。太陽と荒川は不思議そうに一瞬顔を見合わせてから口を開いた。
「あー、アイツらは人魚狩りで間違いないっすね。違法行為なんすけど、まだやる奴らがいるもんで。」
「俺達の仕事はそれの真逆。そいつらを取り締まるのが仕事。多分、その界隈で有名になってっから俺の名前知ってたんだろーよ!!!」
「にしても馬鹿な奴らっすね。ワシらを仲間だと思わせることで、お二人がワシらに攻撃することでも望んでたんすかね?」
「へっ!!知るかよバーカ!!!」
二人の人魚はポカンとした顔でその話を聞いていたが、フサキンがハッとしたように反論し始めた。
「じゃ、じゃあ!太陽が人魚を狩ってたって噂は⋯!?」
「太陽さんが人魚を⋯⋯⋯?あ、あれじゃないすか?悪戯で包丁奪われて、太陽がブチ切れて血眼で追いかけて取り戻した時。」
「あー、そういやあったな、んなこと。」
「確か、一回船上まで引きずり上げてこってり絞ってたんで、それかもしれないっすね。」
「人の私物盗られたら誰だって怒るでしょおおお!!?!?!?」
ギリギリと拳を握りしめてもの凄い圧を放ちながら叫ぶ太陽。これには言い出しっぺのフサキンも思わず後ずさりするレベルで、太陽の私物を盗ったという人魚はこちらからも絞っておこうと決意した。
「え、えと、まあその疑惑は晴れたとして!!マリキンが太陽と内緒で会ってたことはどうすんのさ!?」
「あー、なんでしたっけ?禁忌なんですっけ?」
「そうだよ!だから⋯」
「別にいいんじゃないすか?」
「⋯⋯⋯⋯え?」
荒川の言葉にフサキンは思わず面食らった。でも特に彼女は態度を変える事なくフサキンに語りかけた。
「禁忌とは言いますけど、本人達がいいならそれでいいんじゃないすか?異種族でも。」
「いや、そういう問題じゃなくって⋯!」
フサキンがバシャリと水面を叩いて突っ込むが、荒川はそんなこと気にも止めていない様子で続けた。
「フサキンさんでしたっけ?あんまり過保護になるのも良くないと思いますよ。うざったいので。」
「うざッ⋯⋯⋯⋯!?」
「デリカシー!!モラルが無いのかお前には!?」
マリキンの声で意識が戻ったのか、荒川の言葉でフリーズしていたフサキンは眉間を押さえながら、独り言のように呟やき始めた。
「でも、荒川さんが言うことも、正しいっちゃあ正しいんだよなぁ・・・言い方にデリカシーが無かっただけで。」
「フサ・・・」
しばらく難しい顔で悩んでいたフサキンは顔を上げてマリキンに向き直り、その手を取って言った。
「んー・・・・・・分かった!!俺は・・・マリキンの気持ちに寄り添うことにするよ!!確かに俺が堅すぎたかもしれないしね・・・!」
「!!!」