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コメント
5件

連載お疲れ様でした🥳 青さんにとっては、救われたと思ったらたくさん傷つけられて、自ら死を選ぶくらい壮絶な9日間だったのに、飼い主にとっては、次の子を上手く育てるための材料としかならなかった9日間だったんだなと、同じ日数でも重さがまったくちがくてなんだか切なくなりました🥲 素敵な連載をありがとうございました😽💘
ここまで連載を読んでくださった方ありがとうございます。 9日目が最終話となります。 お気軽にコメントお待ちしております。
12月10日
目を向けた先にはもう歩けなくなった青が転がっていた。
そっとその顔を覗くように頬に触れるとその体はもう冷たくなっていた。
口元からは赤黒い血が流れている。
自分で舌を噛み切ったのだ。
意味がわからなかった。
ここまで愛してあげたのに。
危ない外には出さず、愛の色をした首輪もつけてやった。
心に深く傷を負っていたと思い、過去の記憶が消えるよう薬だってご飯に混ぜて与えていた。
ペットの躾の仕方という本を読んで
一生懸命に勉強して
適した環境が必要と知ったから全ての邪魔を排除した。
友人からも家族からも捨てられたところを拾い、傷心しているところに付け込んだ。
青にとって初めての愛をたくさん注いであげた。
それなのにどうして死んでしまったのだろう。
何がいけなかったのだろう。
薬が足りなかっただろうか。
もっと縛ってやるべきだっただろうか。
でもきっと次は上手くいく。
上手くやれる。
次のペットを探しに僕はまた外へ出た。
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