テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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嘘つきは恋のはじまり！？

第1話 - プロローグ（rbsha,knsyp）

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2024年03月04日

#wrwrd

#BL

#wrwrd!

RoNi

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これは創作物であり、ご本人様とは全く関係ありません。

・rbsha，knsypで固定

・学パロ（rb,sha,kn2年、syp1年）

・シリアス寄りですが2組ともハピエンです！

♡

【あらすじ】

「うわー負けたー！？」

「うせやろ…！？」

罰ゲームに嘘コクをすることになったrbr 、sypの2人。彼らは軽い気持ちで、それぞれsha、knに告白するのだが…。

「え、ほんまに…？ッ、嬉しい、俺も…」

「へえ、嘘なん？……ええよ、付き合おか」

まさか、本当に付き合えてしまうなんて。…こんなはずじゃなかったのに！

一人は秘密を、もう一人は焦りを抱えながら、彼らはそれぞれ『恋人』として高校生活を送ることになる。

「「なあ、俺達付き合っとるんやろ？」」

友愛と恋心って、何が違うのかな。

♡

___________________________________________

【rbr side】

「うわー負けたー！？」

「うせやろ…！？」

「フーン雑魚乙！！！！！」

「罰ゲーム嫌や…」

「俺かて嫌やあ〜…」

「お前らどしたん今日？弱すぎやろw」

YOU LOSE…の文字が映し出されるゲーム画面。俺はコントローラーを放り出して頭を抱える。隣では同じチームだったショッピくんが、いつにも増して死んだ目で画面を見つめている。それをにやにやしながらのぞき込んでくるのは、勝利を手にしたゾムとチーノの2人。

「うーん罰ゲームかあ…どうしよっかな〜」

「ゾムぅお前！ウキウキしとんちゃうぞ！」

「おやw負けた奴がなんか言ってますよゾムさーんwww」

ゾムをきっと睨みつけると、チーノが楽しそうに煽ってくる。

「うーん、食害も最近やったしなあ…」

「もうほら罰ゲームとかなしでええんやないですか！？次行きましょ次！！！」

ショッピくんがこんな必死なん珍しいなあ。よっぽど食害が嫌なんだろう、俺ももちろん嫌やけど。あー、なんで罰ゲームありでやろう！とか言うてしもたんやろ。10分前の自分を殴りに行きたい。

「ゾムさーん、俺にいいアイデアがあるんすけど」

「んー？」

チーノがゾムへ耳打ちする。その話を聞いたゾムの顔はみるみるうちに輝いていく。どうせろくなことは考えていない、どうかマシな内容であってくれ…！

「フーン決めたぜぇ！！！」

「言ったってくださいよゾムさん！！」

「チーノうるさい」

「え俺だけ？」

ゾムはごほん、と咳払いをすると、こう口にした。

「お前ら2人、アイツらの中の誰かに告白してこい！」

♡

「は？嫌ですけど」

「俺も嫌や…てかちょお待て、アイツらって誰やねん」

間髪入れず返したショッピに負けじと、俺も反発する。

「決まってるやろ、いつメン？のなかの誰かや！」

いつメン、と聞いて思い浮かんだのは個性豊か…いささか豊かすぎる、ような面々。出会い方は様々だったが、同じ高校になってからは誰かが友達を連れてくる、というようにして人脈が広がり、全員で遊ぶ事も増えたのだ。が、しかし。

「いや全員男やん」

悲しいかな、そのアイツらの中にはかわいい女の子なんて一人もいないのだ。シャオロンはギリギリ女でも通る見た目をしている（所感）が、声は完璧に男だし、あの性格で可愛いは無理があるだろう。

「なんやロボロ、今は多様性の時代やぞ」

「せやで、てかネタにもしやすいやん！俺らなりの気遣いやって」

「黙れチーノ」

「だからなんで俺だけぇ！？」

喚くチーノにあからさまに顔をしかめると、ショッピは俺の方を見る。

「ロボロさん誰にします？」

「えすんの！？」

なんでこいつ乗り気やねん。怖！

「や、ちょっと揶揄ってやりたい人を思いついたんで」

「ああ…」

恐らく、彼は某クソ先輩のことを思い浮かべているんだろう。先程までとは打って変わって、どこか楽しそうな顔つきをしている。あー、どうしよう…

「えーまじか…うわ〜…」

「じゃーお前ら、また結果教えるんやで！」

「動画見せてな♡」

くふくふと楽しそうに笑う2人に、俺はため息をつく。

「撮らへんわい！てか結果て…」

ショッピがいたずらっぽく笑う。

「ふは、付き合えちゃったらどうします？w」

「いやいや、流石にないやろ…」

俺はまたため息をついた。あーあ、最悪や…。どいつに告白しても、絶対ネタにされて揶揄われるに決まってる。今まで告白したこともされたことも無いのに、はじめての告白が男相手…しかもアイツらなんて。明日からの学校がこんなにも憂鬱になったのは久しぶりだ。

「クッソー、覚えてろよ！」