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いつもそばに居てくれる君へ

5 - いつもそばに居てくれる君へ 〜第4章〜

♥

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2022年11月15日

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「いつもそばに居てくれる君へ」

【第4章】ー見えないふりをするー


今日も屋上に行こうと思い

屋上のドアの前に立つと

今日はもう先客が居たようだ。

星の光でキラキラ輝いてた貴方。

かっこいい人だな…

と思い見つめていたら

彼と目が合ってしまった。

急いで目を逸らした先には彼の足はなかった。



私は昔から周りの人が見えないようなものが

見えていた。

妖怪や幽霊。神様や神獣など。

小さい頃、幽霊がいたので

お母さんに言ってみたら

「気持ち悪い」

と言われた。

それがショックで

見えていても見えないふりをしていた。


じゃあ彼は幽霊なのか……。

そんなことは気にしないで

いつものように私は星空を見ながら

涙をこぼした。

すると彼は私の方に近づいてきて

私をそっと抱きしめた。

あぁ、私を毎日抱きしめてくれた

優しい心の持ち主は貴方だったのか…。

私はいつもより涙が溢れてきたような

気がした。


……To be continued

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