仕事終わり、帰宅して着替えようと思っていたら
深澤から一本の電話が掛かって来た
「はい、ふっか…どうしたの?」
いつもは先に、今電話に出てるかLINEで確認してくるくせに…
今日に限っていきなり電話とは何かあったのだろうかと、慌てて電話に出てみると
「あっ、ナベ〜」
どうやら酔っている様だった
「何、どうしたの?」
緊急だと思って電話に出たが、違うと分かり声のトーンを一つ下げる
電話の向こうで向井の騒いでいる声も聞こえ、飲み会なんだと理解した
「あのさ、舘が酔っ払っちゃって」
「涼太が?」
珍しい事もあるもので…3人の中で、おそらく酒が1番強い宮舘が酔って帰れない状態らしい
「それで、アイツ…翔太?翔太は何処?って聞くもんだから…俺が、こうしてお前に電話して教えてやっている訳です」
「あぁ…そうなんだ、ありがとう」
本人も、声の調子から…相当酔っている様に思えるが
それでも、宮舘の為に渡辺に電話を掛けてくれた深澤に…一応素直に礼を言っておく
「それで、どうする?舘…迎えに来る?」
自分と涼太は付き合っていて、深澤はそれを知っている
「あぁ…分かった。迎えに行くよ…」
着替える前で良かったと…愛車の鍵を持ちながら、場所の確認も忘れない
「あぁ、分かった。今から行く」
こうして渡辺は、再び外へと飛び出した
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