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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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たくさんの人々がすれ違う駅を葛葉、叶、虎杖、伏黒、釘崎の五人は歩いていた。

葛葉と叶の手には一つずつ中くらいの袋が握られていた。


「買い物それだけでよかったの?」


虎杖が葛葉と叶の買い物袋を見て聞いた。

葛葉と叶が来た翌日に虎杖達は二人を買い物に誘った。

葛葉と叶は、元の世界に帰れるまで学校の事務を手伝う代わりにお金をもらえる事になった。

今回は前借りをして虎杖達と買い物に来ていた。

葛葉と叶は服と少しの日用品だけを買った。


「いつまでこっちにいるかも分からないし。あんまり多く買っても意味ないからね。」


虎杖の質問に叶が答えた。

叶の返答に虎杖は納得したような顔をしていた。

そんな二人の会話をよそに伏黒が葛葉と話していた。


「ていうか、葛葉さん。髪の毛の色まで変えられるんですね。」


伏黒は葛葉の髪の毛を見ながら言った。

葛葉は昨日までの白銀の髪の毛ではなく、黒髪のストレートになっていた。

顔も少し幼くなっている。

今朝、買い物に誘うために部屋に行ったときには髪の毛は変わっていた。

虎杖と伏黒、釘崎は驚きのあまり声が出なかった。

叶は昨日と変わらず、葛葉の髪の毛も気にしている様子がなかった。

自分たちも買い物に行こうと思っていたなど普通に話をしていた。

三人はこれが異世界の普通なのかと無理矢理納得をした。

それでも、買い物をしている中で少しずつコミュニケーションを取っているうちに五人は仲良くなっていた。

会話の延長線上で伏黒は疑問を投げたのだ。


「あー、普通に学校も通ってたし。黒髪の方が人間に馴染めて良かったんだよ。」


葛葉は髪の毛の先を指でいじる。


「え!学校通ってたの!?」


釘崎が驚く。

その会話に叶達も入る。


「以外だよね~。僕、葛葉は授業サボるタイプだとと思ってた~。」


叶がクスクス笑う。


「いやいや、サボんないすよ。」


葛葉も半笑いで答える。

そんな会話をしていると虎杖のスマホが鳴る。

虎杖達の通う高専の補助監督である伊地知からだ。


「もしもし、伊地知さん?」


虎杖が電話に出る。

伊地知からの電話の内容は簡潔に話すとこうだ。

とある建物内に呪霊がいるかもしれないから、その対処に向かってほしいとのことだ。

虎杖はそれを他の四人にも伝え、五人は現場に向かった。


葛葉と叶はこの呪霊で元の世界に帰れることを心の中で願った。

しかし、根本的な問題が残っていた。





「うへぇ、本当にこの中に入らないとだめ?」


まがまがしい雰囲気の建物に葛葉と叶は逃げたくなった。

虎杖、伏黒、釘崎の三人はそんなこと気にも止めず、中に入る。

置いて行かれないように葛葉と叶は急いで三人の後ろに続く。


「なんか釘崎と初めて会ったときの建物みたいだな。」


歩きながら虎杖が話す。


「確かに。少し似てるわね。」


釘崎が答える。


「手分けをしよう。思いのほか中が広い。」


伏黒が提案する。

建物は4階まであった。

1、2階を虎杖、葛葉、叶。

3、4階を伏黒と釘崎が行くことになった。


「10分後ここに集合にしよう。」


伏黒の言葉に全員が頷いた。


1階と2階担当の三人は慎重に建物を調べていた。

その時、虎杖はふと疑問が頭に浮かんだ。


「そういえば…葛葉さんと叶さんって呪霊見えるん?」



虎杖の言葉に葛葉と叶は顔を見合わせた。



「「…………確かに。」」



一気に三人の顔が真っ青になりドッと汗が流れた。







呪術廻戦×クロノワール

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