テラーノベル
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足をすり合わせ必死で我慢。
(やだっでないでっっ)
力を込めても出てきてしまうおしっこ。
なにしてるの?
後ろから声がして慌てて身体を直立にしようとする。
それは完全な直立にならず、直立に近づけようとすると我慢ができず股間が濡れてきてしまう。
(もしかしてトイレ我慢してるの?)
そう言っているのは先輩保育士だ。
さゆりの様子を見て気づいたのだろう。
隣に来てようすをうかがって
(ガマンできなかった?あっちにトイレあるから)
さゆりの背中に手を回しトイレへと向かわせる。
(あぁぁぁ……)
半ば強引に動かされた体はさゆりのダム結界させてしまった。
シャーーー
保育士の手をほどき、その場にしゃがみこむさゆり。
その様子を見た保育士はすこし慌てたように、そしてどこか冷静に
(あ!やっちゃった!ごめんね気づかなくて)
恥ずかしさのあまり泣いてしまうさゆり。
(タオル取ってくるから待ってて!)
すぐに園舎の方へ小走りで行く保育士。
残されたさゆりはどうすることも出来ず立ったままでいる。
幸い他の入社予定の新人保育士たちは体育館のなかにいるようでこの失態を見られることはないようだった。
少しして戻ってきた保育士はタオルとバケツを持ってきた。
(あっちに水道あるから足拭きに行くね)
言われるがまま保育士の後を着いていく。
おもらしで濡れたショーツが足にはりついて気持ち悪い。
いつもより少し変な歩き方になりながら水道の前に連れてこられた。
(緊張して漏らしちゃったのかな、誰にも見られてないから大丈夫よ)
さゆりをなだめるように話しかける。
と、そこへやってきた一人の女性。
は、保育園の園長だった。
(入社式でおもらしだなんて聞いたことないわよ!園児の見本にならなきゃいけないんだからしっかりしなさい!)
怒られて下を向いたままのさゆり。
(それにしても彼女の着替えどうしましょう?スーツの替えもなくてパンツもまだ届いてないですよ、入園式まで日にちがあるので)
困ったとゆう表情で顔を合わせる2人。
(とりあえず中に入れてあげて。ここにいても誰かに見られるといけないから。)
濡れたスーツのまま足を拭かれ、園舎の中にいく3人。
保育士室の中
(困ったわねぇ、まさかおもらしする子が先生だなんて。仕方ないからなにか着替えれそうなもの見てきてあげて)
と、そう言うと着替えを探しにいった保育士。
そして
(服脱いで!もう一度ちゃんと拭いて着替えてもらうから!)
恥ずかしかったものの濡れたスーツでいるわけにもいかずスーツの上下を脱いでしまう。
ブラウスは濡れていなかったが、園長に脱ぐように言われゆっくりとボタンを外していった。
(ショーツも脱ぐのよ!あなたのおもらしなんだから!!)
恥ずかしさのあまりショーツを下ろす手がゆっくりになってしまう。
(もう!)
なかなか下がらないショーツを強引に下ろす園長。
(あなたねぇ、これから保育士なのよ!園児の見本になってもらわなきゃ困るの!なのにおもらしだなんて!保育士がおもらしするなんて聞いたことないわよ!!)
怒られてしまい何も言い返せないさゆり。
足だけでなく股間やお尻までテキパキと拭いていく園長。
(失礼します)
着替えを取りに行った保育士がもどってきた。
(また入園予定しゃないので揃ってなくて、こんなのしかないんですけ…大丈夫ですか?)
持ってきたのは、未開封の紙おむつと紙袋で
(そうよねぇ入園式まだまだ先だもんね、そろってなくてもしかたないわ)
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