テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#借金
1,754
#デートDV
#音楽
翔もコートを羽織っているが、服越しに聞こえてくる心臓の音が、萌音の耳に心地よく響く。何よりも温かな彼の腕の中に包まれていると、安心感を覚える。
ずっとこのままならいいのに……翔の胸に体を預けながら、萌音はふとそんなことを思う。
「……日本に帰国してからのこの数ヶ月、本当にいろいろなことがあったなって、最近すごく思うの……なんていうか、こんなに気持ちの変化があるとは思わなかった……」
「例えばどんな?」
「……翔さんへの気持ちの変化が一番かなぁ。好きだと思っていても、私一人じゃこんなふうに踏み出せなかったと思うの。上野夫妻や松島夫妻と出会って、恋に対しての意識が変わった……」
萌音は体を起こすと、翔の頬に手を添える。すると翔は嬉しそうにその手に自分の手を重ねた。
「翔さんにね……触れたくて仕方ないの。キスしたいって思うし、朝目が覚めたら隣にいてほしい……きっと一人じゃこんな気持ちにはならなかった。人との出会いが私を成長……というか、貪欲にさせたんだと思うの」
「……じゃあ萌音に質問。今はどうしたい?」
翔が不敵な笑顔を浮かべて尋ねるものだから、萌音は恥ずかしくて目を逸らしてしまう。
「なんでもいいよ。教えて。それとももう一つゴーフル食べる?」
からかうように笑う翔の首に手を回し、萌音は彼の唇を塞いだ。
「……いつだって翔さんに触れたいって思ってる……」
「うん……俺も」
翔は萌音の背中に手を回してそのままシートに寝かせると、何度も何度も貪るようにキスを繰り返していく。
「……本当のことを言うと、今夜会えない分、少しでもイチャイチャしようと思って誘ったんだ……。でも少しじゃ無理だ……俺を煽ったのは萌音だからね、覚悟してよ……」
萌音はうっとりと目を細めて頷く。覚悟なんて……私だってこうなりたいって思ってた。
ねっとりと舌が絡まり、まるで翔に全てを暴かれるかのようなふわふわとした感覚の中へと堕ちていく。
体の力が徐々に抜けるのを感じながら、翔の手がゆっくりと足元を這うように上り、やがて太腿を撫でながらショーツの中に滑り込んだ。
甘い蜜が絡むように動き続ける翔の指遣いに、萌音は呼吸すら忘れたように熱い吐息を漏らし続ける。
翔は体を起こすと萌音のショーツを取り去り、上気した萌音を見つめながら舌なめずりをした。まるで何かを企んでいるかのような目に、萌音はどこか緊張してしまう。
「翔さん……?」
そう声をかけた時だった。翔は萌音のスカートを持ち上げると、そのまま中へと身を隠してしまったのだ。
驚いて起きあがろうとしたが、突如として訪れた新たな快楽の波が萌音を襲い、体の自由を奪っていく。
萌音の敏感な部分に触れる翔の舌が少しずつ動きを早めていくと、萌音は体を大きく震わせて果ててしまった。
「翔さんってば……!」
「うん?」
スカートの中から出てきた翔はニコニコと微笑んでいる。萌音は精一杯の睨みをきかせたが彼には伝わらなかったようで、今度は萌音のブラウスのボタンを外し始めた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!