死にたい赤葦 (ハピエン)
あの…皆さんいいねほんとありがとうございました!!
呆然と歩いていると、いつの間にか屋上に来ていた。
瞳は光を宿さず、ただフェンスの向こうの地面を見つめるだけ。
少し空いてる口は、心にぽっかりと空いた穴を表してるようだった。
死にたい。
数日前からそう思ってた心は、ガタガタの山みたいだった。
ただ何も考えずに。
フェンスの向こうへ移動しようとした時。
木葉
「っ!赤葦!! 」
赤葦
「このは…さん」
木兎
「なにやってるだよ…こっちこいよ!」
先輩二人が息を切らしてやってきた。
しかし、そう簡単には動かなかった。
ついさっき自分を怒った人間の言う事を聞けるか?
聞ける訳ないだろ。
二人の会話を無視してフェンスに登ぼろうとした
その時。
木葉
「…お前、俺らが怒ってるからお前の事嫌いになったとか思ってるのか?」
体がピクリと反応する。 つまり図星だ。
思わず振り返る。
木葉
「…だったら違ぇよ。俺らはお前の事を絶対に嫌いになったりしない。怒ったのは、俺の理解が足りなくて誤解してただけだ。 」
「…鷲尾が教えてくれたんだ。お前は俺らが思ってる以上に怖がりで、周りにすごく気をつかってたんだって。」
…そうか。逆に考えれば、鷲尾さんは俺の為に障害の事を知ろうとしてくれてたんだ。
だったら、悪いことしたな。
二人の顔を見た後、自然と視線が下を向いた。
木兎
「戻ろ?赤葦。」
頷いて、フェンスから離れる。
二人の元へ歩けば、二人は安心したように笑った。
…自分はみんなから愛されてたんだと思った。
今までも、これからも。
ずっと、みんなと居たいから。
いいねできれば1000いいね欲しいなぁー!!
死にたい赤葦の話 end.
コメント
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♡2~1000にしました!続き待ってます!!