テラーノベル
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大地が我らに牙むく時
心震える過去をつくりあげるだろう。
それは笑い事で済むものではない。
陸、海、風、全てを使って、
「私を返せ」と言わんばかりに蠢くのだ。
幼き雁は空を飛ぶことも叶わず、波に飲まれるやも知れぬ。
心に刻まれた傷は、やがて力となり、源となり、
その力は恐れることを忘れた。
小さな幸せを、世界一喜ぶだけ。
小さな温もりを、世界一幸せと思うだけ。
どうして
冷えた身体なんて知りたくなかった。
我慢の限界はいつくるかわからない。
今夜くるかもしれない。
もう何年経ってもこないかもしれない。
わからないから、明日を純粋に望めない。
でも、あたりをみやると
無邪気な笑みを零す子どもたちや、
いつも通り会社へ急ぐ大人がいる。
その地にはいつも、支えてくれるものがある。
当たり前は、当たり前じゃないから。
感謝は忘れずに。
過去を振り返るな
でも、忘れるな。
その原動力を、何に使うかはあなた次第。
いつかまた、それが繰り返されたらば
驚くほど泣いて
驚くほど絶望して
それから頑張ればいい
涙拭う姿は、誰しも格好良いのだ。
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コメント
5件
語彙力の嵐が凄すぎる……✨ 詩的な表現だけど恐ろしさとかもしっかり伝わってくる表現力に思わず感嘆しちゃう💕🫶🏻 小さな幸せを~思うだけ。の所が特に好き!!!
花崎乙葉さん、第4話、拝読しました。 詩のような文体が心に染みました。特に「小さな幸せを、世界一喜ぶだけ。小さな温もりを、世界一幸せと思うだけ」のところ——当たり前のものの尊さを、とても優しく教えてくれる一節だなあと感じました。自然の脅威と人間のたくましさが、静かで力強い言葉で紡がれていて、読んでいるうちにじんわりと涙が滲みました。 「涙拭う姿は、誰しも格好良いのだ」という終わり方も、とても好きです。続きも楽しみにしています🌷