これは前の続きでございます。
見てない人はちょっと設定が分からないと思うので、1話を見てから見てね!
🎩
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった。もう授業が始まってる頃だろう。森先生も探しに来るかもな、、。
俺は泣き疲れて息が荒くなるほど泣きながら走った。ここがどこだかも分からない。
まずは保健室がある1階に行くことにした。
ーーーーーーーーー
保健室に着いた。
俺は太宰が俺の席の隣のため顔を合わせたくなくてサボることにした。
やはり与謝野先生は女性というだけあって
恋愛には鋭い。すぐに許可してくれた
「一応、病人だから安静にしてなよ?」
「はぁ、全く、ケガしてたら治そうと思ってたのに。」
与謝野先生の手術は痛いのだがすぐに良くなる
だけど少しサイコパスで怖い、、。
…やはり保健室の貴公子というだけあってやはり芥川は保健室に居た。
だが何も言わなかった。察したのだろうか。
それならありがたい。それともまだ目が赤いのだろうか。
…それならサボってよかった。
俺は泣いてしまった後の為か眠くなり少し寝た
起きたのは授業が終わりみんな帰ったあとの時間だ。
「起きたのかい。あんまりぐっすり寝てたから起こすの悪いと思ってね。」
「…寝てたのか。」
「…そういえばなにか太宰の奴があんたを探してたよ。」
「ッ…!」
「大丈夫だよ。言ってないから。」
「もう大丈夫かい?」
「はい。」
ガラガラーーーー
俺は保健室を出て学校から出た。
トコトコトコ
靴箱に向かう。 パカッ
「…?」 中に手紙が入っていた。
「中也へ、放課後私の家の近くの川で待ってるから。」
「…はぁ、」
ほんと嫌なやつだ。それだけあの織田先生のことについて話したいのだろうか。
「…今は、話す気分じゃねぇんだけどなぁ、。」
そんなことは今は気にせず、一旦家に帰る。
空は夕暮れでオレンジ色だった。
トコトコトコ
「…姐さん怒ってるだろうな、、。」
俺は走った。息が切れるほど。
姐さんとは、学校の家庭科の教師の尾崎紅葉先生だ。拾ってもらったこともあり、時々、来てくれる。ほんと感謝しきれないほどだ。
ーーーーーーーー
「…!中也!帰りが遅いから心配したぞ。」
「すみません。姐さん」
「まぁ良い。飯ができておるぞ。」
…気にしないでくれてありがたい。
「あぁ、そうじゃ。中也、太宰の奴がお主の鞄を持ってきてくれだぞ。」
「ッ!…」
「川で待ってると…」
姐さんにも伝えやがったあのクソ野郎…。
「行ったらどうじゃ?(*^^*)」
「え、えー、、。」
「さぁ、さっさと行け。」
「…はい。」
やはり姐さんには逆らえない。
トコトコトコーーーー
川に来た。そういえばよく太宰が入水自殺しようとしたのを止めてたな。
「…懐かしい、。」
あの頃に戻れたら…。なんて今言ってももう遅い。
諦めよう。そして忘れよう。
太宰には俺以外にほかの奴がいる。残念だが。
「…やぁ、中也。」
「…なんだ、呼び出して。」
「…覚えてる?私が入水して死のうと思ってたのに、いつも中也が止めてたよね。」
「そりゃ、目の前で人が死なれちゃ嫌だからな。」
「…中也、あのさ。」
「太宰、話がある。」
『 …。』
「…はぁ、人の話ちゃんと聞いてよね。」
「やっぱり、中也は背も小さいから頭の器も小さいんだね。笑」
いつもなら切れて怒っていただろうけど。
今は違う。何故かとても冷静だ。怖いくらいに。
「…中也?」
「太宰、、。」
「中也さ、あの時なんで逃げたの?」
「…人の話邪魔して悪ぃかよ。」
「…そうじゃなくてッ…」
「太宰、俺引っ越すんだ。」
「は?…」
🤕
…数時間前
「それでね織田作!中也の顔と言ったらそれはもう滑稽で!」
「それは良かったな。」
「だけど中原も大変だな。」
タッタッタッ
「?」
「…中也?」
「中原か?」
トコトコトコ
「中也!」
そこに中也の姿はなかった。
「中也…?」
中也のことを考えるだけで生きているような感覚がしてしまう。
それくらい中也のことが好きなのに、なのに、
どうして、遠くへ言ってしまうの?…
「俺、引っ越すんだ。」
「は?…、何言って、」
「だからお前ともおさらばだ。」
「…なんで」
「良かったじゃねぇか。笑嫌いな俺ともおさらばだぞ?笑」
「…ッ、違う!私はッ!」
「ッ!?、中也?」
「ッ…泣」
「中也?」
「ッうるせ、泣」
中也は、私のことがそんなに嫌いなのだろうか。
それとも私はそんなに嫌な顔をしていたのだろうか。
「…ごめん。中也」
「…泣」
「もう、忘れるから。」
「…ッ泣…あぁ、」
ーーーーーーー
🎩
「もう、忘れるから。」
望んでいた言葉なのに、胸が締め付けられるように苦しい。
あぁ、死んでもいい気分だ。
太宰はこんな感情を抱いていたのだろうか。
「じゃあな…」
トコトコトコーーーーー
「…中也、目が赤いぞ。泣いておったのか?」
「…はい。」
「まさかッ、太宰が泣かせるような真似をッ」
「い、否、違います。」
「俺が1人で泣いてるだけです。」
「…中也。」
「…部屋行ってきます。」
トコトコトコーーー2階の部屋に向かう
「ッ泣」「あぁぁぁ”ぁ”ッ泣」
涙がとめどなく溢れてくる。前と同じ様に。
ーーーーーーーーーー
🤕
あんなことを言ったが本当は忘れられるはずが無い。中也のことを
中也以外に誰がいるって言うんだ、。
…でももしかしたら中也にはいるのかもしれない。例えば姐さんとか、
中也は本当に信頼していて、男女なんて今では有り得ないかもしれないけど、
中也には有り得るかもしれない。
あぁ、忘れられるはずない。
無理だよ。そんなの。
死ぬよりもずっと、今、中也が欲しい。
中也に会いたい。中也に会って本音を、話をしたい。本当のことを。
あぁ、これが
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹ーー【続く】
終わり!𝑒𝑛𝑑
次も見てね!!
コメント
7件
うがああああああああぁぁぁ、、僕が生贄となるので、神様よお 2人を結んでくれぇぇぇぇ、 そして主さんは神ですか????いやもう付き合う前提に結婚してくれ フォロー失礼しますm(_ _)m
涙がぁ 続き頑張ってください((ズビッ止まらん涙が