これは第3話なので1話、2話を見てから見てください!
🎩
引っ越す日_
引っ越す日になった。
姐さんが違う学校に行くらしく、俺は親もいないから、ついて行く。
「中也、家具は積めたかえ?」
「はい。」
「…中也、本当にこれでよかったのかえ?」
「…これでいいんです。」
「そうか、」
あの思いはもう忘れた。もういいんだ。
忘れるって言ったんだから。きっと太宰も今頃は忘れている。、と思う。
だからもう失恋として置いておく。
「中也、そろそろ行くぞ。」
「はい。」
ーーーーーードライブ中
着いた町は思っていたよりも広くて、新しい家は、綺麗だった。
さすが姐さんだ。お金がある。
「中也、自分の部屋に家具を置いてきたらどうじゃ?」
「そうします。」
俺は自分の部屋に行って、家具を置いた。
しかしそこに太宰の写真はない。
太宰とのあの思いは失恋と一緒に置いてきた。
もういいんだ。忘れて。
「中也、町を少し散歩しに行くが、中也もくるかえ?」
「はい。行きます。」
姐さんに、街を案内させてもらった。
ついでに学校も行った。
「中を見てきたらどうじゃ?」
「そうですね。行ってきます。」
やはり中は新築だけあって、白いし、綺麗だし、そして広かった。
次に俺が行くクラスに入ってみた。
人数の席は、前の学校とあまり変わらずだった。
すると窓際に人影があった。
すると振り返り、笑顔で返してきた。
「…(にこ)」
「ッ!…」
綺麗な顔立ちだった。ロシア人のような顔だ。
「初めまして、転入生ですか?」
「あぁ、そうだ。俺は中原中也」
「ドストエフスキーです。」
「よろしく、、」
「よろしくお願いします。」
トコトコトコ
…まだ人がいるのかもしれない。
「ッ!ドストエフスキー!まだいたのか!」
「?」
「?見ない顔だな。」
「転入生らしいです。」
「あぁ、中原中也だ。」
「そうか。俺は国木田独歩。生徒会長をしている。」
「仕事が長引いて、遅くなってしまった。」
「まぁ、早く帰れよ、」
「って、ドストエフスキー!いつの間に!」
「気がつくとそいつは帰っていた。 」
「あいつッ!!」
真面目なやつみたいだな。
俺は帰ることにした。
明日から学校に行くつもりだ。
ーーーーーーーーーー
「中也、朝だぞ。」
「…おはようございます。」
「そうだ。俺は引っ越したんだった。((ボソッ」
「どうかしたかえ?」
「いえ、なんでもありません。」
「朝食ができておるぞ。」
「ありがとうございます。」
ーーーーーーーーー
朝ご飯が終わり、俺は家を出て学校に向かった。
トコトコトコ
意外と近かった。
ガラガラ((ドア
「失礼します。」
「お前が転入生か。」
「はい。中原中也です。」
「担任の福澤諭吉だ。」
「よろしくお願いします。」
「それじゃあクラスに案内する。」
ガラガラ((ドア
「みんな席に着け。」
「転入生を紹介する。」
「中原中也です。よろしくお願いします。」
「それじゃあ、空いてる席に着いてくれ。」
「はい。」
「それじゃあ授業を始める。」
ーーーーーーーーーーー
キーンコーンカーンコーン
昼休みのチャイムがなった。するとみんな俺の席に来た。
「ねぇ!中也くんはどこから来たの?」
「紅葉先生の息子って本当?」
「あ、えーと。名前を言ってから喋ってくれないか?」
「私の名前はエリス!」
「エリス…、もしかして森先生の」
「あら、知ってるの?」
「あぁ、いつも自慢ばなしばかりされる。」
「じゃあ、」
「みんな席に着け。」
「授業をはじめる。」
ーーーーーーーーーーーーーー放課後
「中也、帰るぞ。」
「はい。」
俺は隣にいたドストエフスキーを見た。
「…お前帰んなくてもいいのか?」
「…えぇ、帰っても暇ですから。」
「そうか。」
ーーーーーーーー(⚠ストブリのネタバレあります。ご注意!⚠)
「あぁ、そうだ中也、今日は、お前の兄が帰ってきたぞ。」
「…え、まさか。」
「…入れ」
「…中也。」
「げっ、」
「中也!会いたかったぞ」
「くっつくな気持ち悪ぃ。」
「そんなこと言わずに」
「!離れろ!」
「相変わらず中がいいのぅ。」
「よくありません!」
こいつはヴェルレエヌ。海外留学から帰ってきたらしい。
何かとくっついてきて、構われる。
同じ存在だから嬉しいのだろう。
ーーーーーーーーー翌朝
「中也!朝だぞ!」
「うるせぇ!朝から大声出すんじゃねぇ!」
「中也も同じだろう。」
「朝ごはんができておるぞ。」
「はい姐さん。」
ーーーーーーー
「それじゃあ行ってきます」
「あぁ、」
トコトコトコトコ
綺麗な空だ。まぁ、そろそろ暑さもなくなり寒くなってくるからな。
俺は学校に着いた。するとなにか騒がしい。
「あ、おはよう。」
「おはよ。」
「中也さん聞きました?なんかロボットの転校生が来るらしいっすよ」
こいつは立原。やけに噂に敏感だ。
「そうなのか。人間動物園とか怖いのは言わないで欲しいけどな笑」
「そ、そんな訳ないじゃないっすか笑…」
ガラガラ((ドア
「ッ‼️」
長くなりました。すいません終わります‼️
続きをお楽しみに‼️
追伸ーーー全然投稿してなかったんで頑張って投稿します‼️すみません!
❦ℯꫛᎴ❧
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹【続く】
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