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こんむぅ.ᐟ.ᐟ
こんにちは.ᐟ.ᐟ
むぅです.ᐟ.ᐟ
今回は、悪役令嬢をちぐ作りたいと思います.ᐟ.ᐟ
登場人物の自己紹介
名前:西園寺 あき
転生した後・悪役令嬢・女
好きな人…居ない
名前:林 あきな
転生する前・乙女ゲームと漫画が大好き・女
名前:天宮 ちぐ
可愛い・モテる・あきに虐められている・女
好きな人…あと
名前:神谷 けちゃ
可愛い・モテる・ちぐを守っている・女
好きな人…まぜ
名前:黒川 まぜ
ツンデレ・男・ちぐを守っている
好きな人…けちゃ
名前:一条 あと
天然・イケメン・男・ちぐを守っている
好きな人…ちぐ
名前:結城 ぷり
ツンデレ・男・ちぐを守っている
好きな人…居ない
スタート.ᐟ.ᐟ
『悪役令嬢に転生した……はずでした』
第1話 「目覚めたら、悪役令嬢でした」
あきな「……今日も疲れたぁ……」
学校から帰ってきたあきは、自分の部屋のベッドに倒れ込んだ。
あきな「もう無理……」
スマホを手に取り、最近ハマっている乙女ゲームを起動する。
そのゲームのタイトルは――。
『薔薇色の学園生活』
攻略対象は四人。
そして、主人公は――ちぐ。
あきな「ちぐ、本当に可愛いんだよなぁ……」
画面に映るちぐを見ながら、あきは笑う。
だが、このゲームには一人だけ、とても嫌われているキャラクターがいた。
「悪役令嬢……あき」
主人公・ちぐを虐める、性格の悪い令嬢。
あきな「この子、最後めちゃくちゃ悲惨なんだよね……」
ゲームのストーリーを思い出す。
悪役令嬢あきは、ちぐを虐め続ける。
攻略対象たちはちぐを守り――。
最後には、あきは学園から追放される。
あきな「……絶対この子にはなりたくない」
そう呟いた、その瞬間。
あきな「……あれ?」
視界がぼやける。
あきな「眠……」
スマホが手から落ちる。
そして――。
あきの意識は、そこで途切れた。
* * *
すみれ「……お嬢様!」
すみれ「起きてください!」
あき「……ん……?」
聞き慣れない声。
あきはゆっくり目を開けた。
あき「…………え?」
目の前にいたのは、見知らぬ女性。
すみれ「お嬢様、お加減はいかがですか?」
あき「……ここ、どこ?」
すみれ「え?」
女性が驚いた顔をする。
あきはベッドから起き上がった。
見渡す。
広い部屋。
豪華な家具。
見たこともないドレス。
そして――。
あき「鏡……?」
鏡に近づく。
そこに映っていたのは――。
長い髪。
美しい顔。
見覚えのある姿。
あき「…………嘘」
あきは震えながら、自分の顔を触る。
あき「この顔……」
知っている。
毎日ゲームで見ていた。
あき「……悪役令嬢……あき?」
すみれ「はい?」
侍女が首を傾げる。
すみれ「お嬢様、どうなさいました?」
あき「……私の名前」
すみれ「もちろん、あきお嬢様でございます」
あき「…………」
頭の中が真っ白になる。
あき「まさか……」
あきはベッドに座り込んだ。
あき「私……」
あき「乙女ゲームの世界に――」
あき「転生した!?」
* * *
それから数日。
あきは、この世界が自分の知っているゲームと同じだと確信した。
そして今日は――。
主人公・ちぐが学園へ入学する日。
あき「……今日から始まる」
あきは鏡の前で制服を整える。
あき「私が悪役令嬢として、ちぐを虐める日」
そう呟いて――。
あき「……なんで私がそんなことしなきゃいけないのよ」
前世の記憶があるとはいえ、悪役令嬢としての記憶も頭の中に残っている。
ちぐが気に入らない。
ちぐを見ると、腹が立つ。
まるで身体そのものが、ちぐを嫌っているかのように。
あき「……まあ、いいわ」
あきは鏡に映る自分を見つめる。
あき「私は悪役令嬢なんだから」
そして――。
あき「中途半端にやるつもりはない」
* * *
聖ローズ学園。
入学式が終わったあと。
ちぐ「あの……」
ちぐが教室の中で困ったように立っていた。
ちぐ「席、ここで合ってるかな……?」
そこへ、あきがやってくる。
あき「ちょっと」
ちぐ「……え?」
ちぐが振り返る。
あき「そこ、私の席なんだけど」
ちぐ「えっ!?」
ちぐが慌てて確認する。
ちぐ「あ……ご、ごめんなさい!」
あき「本当にドジね」
ちぐ「……ごめんなさい」
ちぐはすぐに席を譲った。
あきは椅子に座る。
そして、ちぐを見上げた。
――やっぱり、ゲームと同じ。
可愛い。
そして、モテる。
あき「……」
前世のあきなら、ちぐを応援していたかもしれない。
でも今は――。
あき「ねぇ、ちぐさん」
ちぐ「はい……?」
あき「あなた、私に近づかないで」
ちぐ「……え?」
あき「目障りなのよ」
ちぐ「…………」
ちぐの表情が曇る。
その瞬間。
あと「――ちぐ、大丈夫?」
声をかけてきたのは、あとだった。
ちぐ「……あとくん」
あと「何かされた?」
ちぐ「ううん……大丈夫」
ちぐは笑おうとする。
けれど、あとには分かった。
あと「無理して笑わなくていいよ」
あとが優しく言う。
あと「俺がいるから」
ちぐ「……ありがとう」
二人が見つめ合う。
あきはその様子をじっと見る。
あき「……」
――ゲーム通り。
あととちぐは、両思いになる。
だけど――。
その隣では、別の二人も互いを見つめていた。
まぜ「けちゃ、一緒に行こう」
けちゃ「うん、!」
まぜとけちゃ。
こちらも両思い。
そして、ぷりはそんな四人を見ながら笑っていた。
ぷり「お前ら、本当に仲良いな」
ぷりには好きな人はいない。
ただ、みんなのことを大切に思っている。
あきは、その光景を見ていた。
あき「……これでいい」
ゲームのシナリオ通り。
自分は悪役令嬢。
ちぐは主人公。
あととちぐ。
まぜとけちゃ。
そして、ぷりは誰のことも好きじゃない。
あき「私は、ちゃんと悪役令嬢をやる」
そう思った。
――だけど。
あきはまだ知らない。
この世界は、前世でプレイしていたゲームとは――。
少しずつ違う方向へ進み始めていることを。
そして、この転生には――。
あき自身も知らない秘密があることを。
終了.ᐟ.ᐟ
おつむぅ.ᐟ.ᐟ
コメント
1件
読み終わったよ!「悪役令嬢に転生したはず」の第1話、めっちゃ良かった…!定番の転生ものだけど、転生した側の戸惑いと元々の悪役令嬢の人格が混ざってる感じがすごくリアルで引き込まれた。ちぐに対して「腹が立つ」って感覚、過去の記憶と今の身体の感情がぶつかってるのがいいね。そしてラストの「この世界はゲームとは少しずつ違う」って言葉、めちゃくちゃ気になる…!続き、絶対読みたいわ🔥 むぅωさんの筆致、好きだな〜
293
なつω
1,799
なつω
7,563
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