テラーノベル
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※ビターキスの対作品(男性視点)です
「ねぇ…好き、だったよずっと」
え、?好き…?
俺が頭を働かせる前にふわりと甘い香りがして唇を塞がれた
突然のことに動揺して固まっているとあまりにも呆気なく離れた唇。
「ごめん。もう、会わないから」
「…さよなら」
「え、ちょっ…!待って…!!」
さよならと告げた君はもうすでに走り去っていた。
「好き…??」
「あいつが、俺を…?」
…突然の出来事に絡まる思考回路。
でも、答えはとっくに出ている。
「俺だって、お前が好きだ」
LINEを開いて電話をかける。
出てほしい。
俺だって言わなきゃいけない。
もう会わない、さよなら
その言葉は何があって発せられたものなのか俺には知る由もない
けど
もう一度、会って、話したい。
会いたい。
会って直接気持ちを全部曝け出したい、。
何回電話をかけてもあいつが出てくれることは無かった
仕方なく、メッセージを送る
『俺だってずっと好きだから』
“友達だから”
もし、この気持ちを言ってしまったら友達ではいられなくなるかもしれない。
ずっとそうやって自分を納得させて
自分の想いから目を逸らし続けた。
でもやっぱり、勇気を出すって大切だ。
こんな最後、迎えたくなかった。
結局言えず、相手に伝えきれずに終わってしまった。
俺の中には後悔が、あいつの甘い香りと共に記憶に残り続けている。
俺はずっと、あいつからの連絡を待っている。
何日経っても、何ヶ月が過ぎても
忘れることのできない甘い記憶と既読の付かないメッセージだけが俺には残っている
終
コメント
2件
最高か…??やっぱ文の構成とか繋げ方とか上手すぎる…😭何回も読みたくなる書き方過ぎてやばい、最高です👍また、次の話を待ってるね🫶🏻💕︎︎