TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

絵名『変わりたい、変えたい。』

まふ『そっか。どうでも良さそうだけどね』

絵名『はぁ…全くあんたは…』

まふ『あのさ、絵名』

絵名『何よ?』

まふ『無力すぎ。愚かだよ。』

絵名『んな!!?そんなん私が1番分かってる!』

まふ『だからさ、意地でも描き続けなよ。』

絵名『どうゆうこと…?』

まふ『私、絵名の世界観、少しならわかるから。無理に変わろうとしないで、チャンスを待とうよ。その時まで、ひたすらに絵を描いて。』

絵名『…わかった。』

かな『ふふ、いいじゃん』

瑞希『困ったらちゃんと呼んでよ〜?』

絵名『はいはい!ありがとね、!』


ぴよぴよぴよ…

かな『あ、もう夜明け_今日は終わりにしようか』

絵名『了解』

瑞希『んじゃ、みんなまたね〜♪』

まふ『…ん。私は仮眠とるね』


絵名「…絵、描こう」

それから、絵名はひたすらに絵を描いた。

一筆一筆に心を入れて。

アナログもデジタルも頑張った。

ナイトコードに行って、終わって、朝ごはん食べて、絵を描いた。

空いた時間は自撮りさえもせずに絵を描いた。

そうすると、だ。

絵名「疲れた…手首動かな…」

一刻の休憩もなく描き続けたわけで。

絵名「もう…描きたくない…描かなきゃ…?」

体が拒否反応を出すわけで。

まふゆからの言葉と絵名の想いが交差し始める。

絵名「私は頑張ったよ…半日で沢山描いたよ…」

側にペン立てを優に越える程の紙が重ねられている。

絵名「大体…なんであいつの言いなりに…?」

まふゆへの対抗心…抵抗が生まれて。


絵名「(集中できないし鉛筆持てなっ…)」

夕方過ぎの神高。絵名はクラスで授業を受けている。絵を描くことに集中しすぎて、手を酷使したせいで、上手く機能しなくなってきたのだ。


先生「では東雲さん。ここの問いは?」

絵名「あえっ…えーっと…」

絵名「25…?」

先生「全然違いますね。」

絵名「あっ…ハイ。」


学校からの帰り道。

絵名「(あ”ーーやだ。まふゆ許さない。)」

絵名はまふゆに怒りを覚えていた。



お母「あら、絵名おかえり」

絵名「うん。ただいま。彰人は?」

お母「彰人はお風呂よ」

絵名「わかった。今日はもう寝ていい?」

お母「えぇ…いいけど。体調悪いの?」

絵名「そんなんじゃないけど、疲れた…」

お母「あらそうなのね。お疲れ様。おやすみ。」

絵名「おやすみ。」


絵名の部屋。あれから寝て12時頃。

絵名「お母さん…やっぱり優しいな。」

いつも穏やかに居てくれるお母さん。

厳しい、夢を否定するお父さんとは違う。

温かかった。

絵名「(別に、お父さんが冷たいわけじゃないけど)」

【東雲&朝比奈】いびつなおもいやり

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

31

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚