テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
💙💛です!
涼ちゃんが18、ひろぱが16歳の設定です!
今回ひろぱが出ません!
涼ちゃんが虐められるシーンがあります!(性的暴力未遂、多少な暴力、陰口など)
「夕陽と天然タラシ」と似たような世界線ですが、その回とは全く関係がありません!
どぞー!
藤澤side
違和感を覚えたのは15歳の時だった
周りが恋愛の話で盛り上がっている中、自分も輪の中に入っているはずなのに、会話についていけなかった。
モブ1「やっぱ付き合うなら〇〇さんじゃね?」
モブ2「いや、〇〇さんはなんせ胸でけぇだけじゃん」
モブ2「俺だったら△△さんだな」
モブ1「涼架は?」
r「…あんまそういうのわかんないんだよね〜。」
モブ3「なんだよ初心だなー笑」
嘘だ
この歳になって恋愛のあれこれが分かんないわけが無い
でも本当に分からなかった。
女性のこういうところに惹かれるとか、こういう女性がいいとか、
そこで気づいた
俺、異性より同性の方が好きだなって
そんなことを気づいて1年くらい、中学を卒業する二週間前くらい、事件が起きてしまった
放課後、いつもの4人と喋っていた時
モブ1「…てか、涼架ってホモなの?」
r「…ぇッ?」
ビックリという言葉では言い表せないほど驚いた
いや、驚いたと言うより怖くなったの方が合っている気がする
頭のてっぺんから足の先まで冷たくなり、一瞬だけ呼吸が止まったような気がしてならなかった
モブ3「あ、黙るってことは図星ね?」
モブ2「だって涼架って、恋バナとかになったらいっつも変な顔すんじゃん 」
モブ1「それで3人で話してたんだよ、あいつホモじゃね?ってさ笑」
まって、どうしよう、どう誤魔化そう
モブ1「で?どうなの?」
…もうごまかせない、
r「…うん。そうだよ…」
モブ2「ほら言ったじゃんwww」
モブ3「まじかwwwきっしょw」
モブ1「言っちゃえば俺らもいけるってことでしょw無理無理www」
顔が熱い、頭が熱い、目頭が熱い、
今必死で俯いて隠してるけど、目に涙が溜まってぼやけている
モブ1「じゃあさ、」
そう言うと俺の腕を掴んでロッカーのところにガサツに放り投げた
がたんっっ!
r「いッッ…っ!」
ロッカーに打ち付けられたので背中が痛い
そう考える暇もなく俺のことを投げたやつが肩を掴んで俺に言う
r「”こういうこと”も男とできるわけだw」
そう言いながら俺の服に手をかけ思いっきり引っ張りボタンを外す
その後、かぶりつくように俺の口にキスをしてきて、舌を入れてきた
こいつらの思いどおりにさせてたまるか。
一種の生存本能のようなものが働いた気がした
俺がその場をどう離れたか。簡単だよ。口に入れられた舌を思いっきり噛んでやった
噛みちぎらなかっただけでも感謝してくれ
モブ1「い”ッッひぇッ!!!!」
舌を出しながら痛がるそいつを他所に、すぐに立ち上がって逃げてやった。後ろからおい、待て、といった声が聞こえた気がしたけど、無我夢中で走った。
その日は家に帰って枯れるほど泣いたけどね
次の日は会うのが気まずかったが、親を心配させないように学校に行った。教室に入ってすぐ、注目は俺に集中した。するとみんな、俺に刺すような視線を向けながらヒソヒソと話し始める
「あいつ、ホモの…」
「あの歳でもう経験あるらしいし…」
経験ってなんのこと?ちがう、そんなことしてない…
アイツらがあることないこと話したんだッ…
それから卒業するまで、俺は腫れ物扱いで、気持ち悪がられてた
仕方がなかった、俺が普通の子じゃ無かったから
でも、本当に辛かった
まぁ、そんなのもう忘れたけどね
もう1500文字超えてるので前後編に分けます!
コメント
1件
ひどい…ひどすぎる…