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私は、悩みがある。
この悩みは、きっと誰にもわからない。だからこそ、話せない。
いや、私の場合話す人がいないのだ。
いつも、私は仮面をつけている。笑っている仮面を。ずっと壊れない仮面を。
「おーい。早くいかなきゃ。次、移動教室じゃんか~」
三人組が近づいてくる。私を知らない三人組が。私のすべてを知ってるなんて顔して近づいてくる。私も、三人組が知ってる私を引き出す。そして、私と話す。
「あっ!そうじゃん!疲れる〜」
「わかるわ~」
なんて、私の言葉は、仮面をつけてる私の言葉。私じゃないのにスラスラ出てくる。
きっとなれてしまったのだろう。仮面をつける私になるのが。
初めて、私という私を捨てたのは、中学3年のとき。クラス替えをして、仲良かった友達とも離れて、話さなくなった。
その時、話しかけてくれたのが二人の女の子。私は、嬉しくて。いつも一緒にいた。
だけど、話が合わなくなって、二人は三人で歩いてるのに、私を取り残して話している。私は、それが苦しかった。
まだ、私はわかっていなかったんだ。二人から離れて、楽しい居場所を探すことを。私を大事にしてくれる居場所を。話が合わなくたって、いいやって思えるような人と一緒にいることを。
いや、わからないふりをしていたのかも。わかってしまったら、頑張っている自分を否定されるような、くだらないと笑われるような気がしたんだ。そして、そんな人いないという絶望に包まれるのが怖かったんだ。
そのまま私は選んだ。二人といることを。無理して合わせて。そこからかな。仮面をつけるようになったのは。つけているときだけ、安心できた。私が私じゃないから。もう傷つかないと。仮面の私が守ってくれていると。
ふと、視線を上げると、教室についていた。
「ねえ~。どしたん?話しかけてんのに全然言葉返してこないから、びっくりしちゃった。」
「あぁ、ごめんね。ボーッとしてたよ。」
笑いながら答える。三人は席につく。私も席につき、授業を受ける。ノートに落書きをしながら。今日も、自分に嘘をついて。誰も、私を知らないこの世界で。私は、死にたくなるまで生きる。そう。死にたいときは死ねばいいのだから。毎日を生きていく。何も、変わらないまま。三人は、私じゃない私に気づくこともなく、一緒にいるのだろう。
私の悩みは、私にしかわからない。だから、誰も知らなくていい。理解者もいらない。
私と仮面のつけた私の、二人の理解者がいるのだから。私の悩みは、開けることができないように、固く箱を閉める糸で結んでしまったのだから。遠い、遠い昔に。
あなたは、どう。幸せ?誰にも言えないことで悩んでる人、学校が辛い人、人間関係や、将来に悩んでる人、自分と向き合うのが怖い人。もっと色んな人がいる。でも、頑張っているのだからいいじゃない。
頑張って、生きているのだから。いや、頑張っていなくても、生きているだけでいいじゃない。すごいじゃない。
でもね、誰か信用できる人がいるのなら、話せる人がいるのなら、話してみてもいいんじゃない?自分の、希望を掴みそこねないように。
なんて、赤の他人の言葉だけで、あなたの心を動かせるとは思ってない。
私の、ただの独り言だよ。否定したかったら違うと言っていい。自分の進みたい道に進んだらいい。ただ、自分の首を絞めないようにね。
以上。曖昧なまま生きてる私からの言葉だよ。