ttrtです話の展開が早い上、ストーリーの内容もグダグダです
それでも良い方はどうぞご覧下さい!
ある日、佐伯イッテツは同期の緋八マナと深夜飲み屋で落ち合っていた。
「なーテツ、最近リトとどうなん?」
「んー、まぁぼちぼちかなぁ。恋愛漫画みたいな進展はないよ」
そう、俺、佐伯イッテツは同期の宇佐美リトくんとお付き合いをさせていただいている。自分とは正反対な太陽みたいな性格。自分がヘマをしても笑い飛ばしてくれる包容力。俺はそんなリトくんに惚れてしまった。
勇気をだして告白をしてみれば、すんなりと了承を得てしまった。リトくんも俺に好意を抱いていたらしい。
そして、付き合ってから1ヶ月ほどだったが、未だに目立った進展はない。リトくんは気にしてないようだけども。
そんなことを考えながらう゛ーーんと眉間に皺を寄せていると、マナくんが何かを取りだした。
「テツ、こういうの興味無い?」
彼の手の中にある小瓶の中にはピンク色の液体が入っていた。
「媚薬。これあげるわ。使ってみ。」
「え゛えぇ?!?!」
「驚きすぎやろWWWW」
「いやいやいや!!!驚くでしょ普通!!」
思いもしなかった物の出現に大声を出してしまった。媚薬なんて漫画でしか見たことがない。
「まぁ聞きな、この媚薬、凄いんやで。ほんの数滴でドロドロになっちまう。だからリトにもしっかり効くで!」
今までにないほど生き生きと怪しげな液体の効果について語るマナくんは、今までのどの時よりも楽しそうだった。
「いやいや!!まだ俺使うとも言ってないからね?!」
そもそも俺たちはまだ1度も体を重ねたことがない。どっちが上か下かも決めてないし、リトくんに経験があるのかどうかでさえも知らないのだ。
「まーまー、お試しってことで。少しでいいから使ってみ?」
…でもまぁ興味が無いと言ったら嘘になるし。これで普段のリトくんからは想像のできないような姿が見れるかもしれない。
「ま、まぁね、マナくんがそう言うなら使ってみようかな?!」
「はははWWWW乗り気やんWWWW」
「マナくんだって、俺がこう言うの分かりきってたくせに、、、、、え゛、てか待って俺明日リトくんと会う約束してるんだけど、、、、、」
「お、ちょうどええやん!感想楽しみにしてるわ!ほらこれ!!使いすぎないようにな!」
俺は媚薬を受け取ってしまった。
次の日の夜、佐伯イッテツは悩んでいた。
(リトくんの家来ちゃったし、マナくんから貰った媚薬は持ってきちゃったし、マジでどうしよう。)
リトくんは筋トレ終わりで今はシャワーを浴びている。どうにかして今のうちに使い方を考えなければならない。
なんていっても、俺の頭じゃ「無理矢理キスして媚薬を口移し」とか、「もういっそ開き直ってリトくん自ら媚薬を飲んでもらう」とか馬鹿みたいな考えしか浮かんでこなかった。
「あ゛~~もう!!」
「テツ?」
「ぅ゛わ゛!!!リリリリトくん?!?」
「なんでそんな驚いてるんだよWWWW」
「急に話しかけてこないでよ、、、、、!!あ~びっくりしたァ、、、、、」
「あ、俺先風呂入らせてもらったけど、テツも入る?」
「いや!!俺はもう家で入ってきたから平気!!!」
「わかった。あ、そうだ。テツにお願いしたいことがあんたけど」
「なに?どうしたの?」
「コーヒー、淹れてくんない?俺、同期が淹れたコーヒー飲んでみたくて。」
「え」
こここれはチャンスなのでは?確かマナくんは飲み物に淹れたら匂いも味も分からなくなるとか言ってたし、これならいける、、、、、!
「え、えってなに?wもしかしてテツくんはコーヒーの淹れ方を知らないんですかぁ?ww」
「はぁ゛?!知ってるんですけどぉ?!バカにすんなよ!!」
「はははWWWWごめんごめん、じゃあお願いするわ。」
「うん!世界一美味いの淹れてやるよ!!」
媚薬、という隠し味がある以上、世界一美味しいに違いないだろう。
「じゃあ俺部屋で待ってるから!!楽しみにしてるわ!」
そう言ってリトくんはリビングを出て行った。
早速キッチンに立って、順調にコーヒーを作っていく。多少味が悪くてもリトくんなら許してくれるだろう。
そして、マナくんから貰った媚薬をポケットから取り出す。
正直リトくんを騙すのは少し良心が傷んだが、この期に及んではしょうがない。うん。
そう思いながら俺は、リトくんのコーヒーに数滴媚薬を落とした。
usm side
1か月前、俺はテツに告白された。俺が太陽みたいだの、包容力があるだの、恥ずかしくなるぐらいの言葉を頬を染めながらべらべら話す告白は、とてもテツらしいな、と感じた。実の所、俺もよく見せる面白い行動とか、真っ直ぐに言葉を伝えて来るテツに惚れてしまっていたため、すぐに了承した。
といったのは良いものの、進展が全くない。あったとしたら、手を繋ぐとか、触れるぐらいの軽いキスだけだ。恋人って、デートとかえっちなこととかするもんじゃないの?俺だって大人だから性欲がない訳でもないし。でも初めての男性との交際経験というものもあり、自分から進んで行動することも出来なかった。
そこで俺はウェンに相談することにした。
「リトが相談してくるなんて、随分珍しいじゃん」
「いやぁ~、、結構悩んでるのよ?あたち」
「あははWWWW悩んでる人には見えないなぁWW」
「ウェンくん酷いわ~、俺だって真剣に悩むよ~、」
「…結構悩んでそうじゃん。何があったの?」
俺はテツと全く進展がないことをウェンに説明した。
「うーん、進展がないねぇ~」
「正直俺何したらいいかわかんないんだよ、俺がやりたいことやってテツと変な感じになったらやだし、、、、、」
恋人関係にあたる以上、俺がやりたいことをやってテツに無理させたくもないし。
だがずっと心に溜めていたことを吐き出せてよかった、なんて思ったのもつかの間。
「もしかして、リトってバカ?」
「………はぁ?」
「馬鹿ってなんだよ!馬鹿じゃないよ俺!!」
真面目に相談して帰ってきた返答が馬鹿とは思いもしなかった。何を思って言ったんだウェンは。
そう思っているとウェンがため息を吐きながら言った。
「は~、なんで気づかないかなぁ。テツがリトに告白した理由、テツがリトのこと好きだからなんだよ?」
「そりゃそうだろうけど……」
「しかも恋人のしたいことなんて、テツが喜んでやるのいちばん知ってるのはリトじゃん。」
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数日前にウェンから言われた言葉を思い出しながら自分の部屋へと早足で戻る。俺は言ったぞ!!ウェンの言った通り自分のやりたいことを。テツは喜んで引き受けてくれたが、無理をしてないだろうか。
…でもまぁ、ウェンの言ったことなら間違いがないんだろうな。なんせ今日はテツが遊びに来ている上、俺のためにコーヒーを淹れてくれるんだ。今は楽しみに待っていよう。
テツであろう足音が近づいてくる。
「リトくん!完成したよ!!」
「お!!ありがとな…って、テツ汗かいてるけど大丈夫か?」
コーヒーを持ってきてくれたテツは額に少量の汗をかいていた。
「…いや~、リトくんのために作るってなったから、少し集中しすぎちゃっただけかな~!」
目を逸らしながらそう言うテツに少し違和感を感じたが、そんなことも吹き飛ぶ程にテツが淹れてくれたコーヒーを飲めることが嬉しかった。そして、俺のためにそこまでしてくれるのか、とより愛着が湧いた。
「はは、ありがとな」といい、俺はもう一度シャワーを浴びることを勧めた。
「うん。そうするね。…あ!!俺シャワー浴びたあとコンビニ行ってくるね!それじゃあ」
テツはそう言って急ぐような足取りで部屋を出ていった。煙草でも買うんかな~なんて考えながらコーヒーの入ったカップを口に近づけ喉に流し込む。コーヒーは、いつも飲むものより少しだけ甘かった。
sik side
冷や汗が止まらない。汗をかいてる言い訳を言う時に目を逸らしてしまったから、勘の鋭いリトくんならなにか不信感を覚えてしまってもおかしくないだろう。しかしその場からは離れることが出来たため、よくやった、俺、なんて言い聞かせながらシャワー室へ向かう。
服を脱いでサッとシャワー浴び、体を拭いて素早く着替える。
リトくんの家のシャワーをじっくり堪能したい、という思いもあったが、今はリトくんを騙してしまった罪悪感から逃げたかった。
足早で玄関へと向かい「行ってきます!!」
と大きな声で言って家を出る。
冷えた空気が切羽詰まった心をリフレッシュしてくれた。
コンビニでタバコを買ってリトくんの家へと戻る。心を落ち着かせて扉を開けても、リトくんの元気な声はしなかった。
「リトく~ん?」
呼びかけてみても返答がない。もしかして、媚薬の効果が出たのだろうか。そう思いリトくんの部屋に行く。
扉を開けるとそこには普段からは考えられないような雰囲気を漂わせているリトくんがいた。
「……おいテツ、お前なんか盛った…?さっきから身体熱いし、…なんかムラムラするし。俺どうにかなっちまいそうなんだけど…」
肩で息をしながらそう言うリトくんは、色気がすごくて、かわいくて、なんか上手く言葉に出来なかった。
「ご、ごめん…!数滴媚薬淹れて……でも俺こんな効果強いなんて思ってなくて……!ごめんなさい……」
言ってしまった。あーあ、なんて言葉が返ってくるのだろうか、引かれてしまっただろうか。そう考えていると、リトくんは俺をみて柔く微笑みながら言った。
「…はは、テツの変態。じゃあ俺をこんなんにした責任取ってよ、許してあげるから。」
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「リトくんは他の人とこういうことしたことある?」
「……お前が初めて」
「え?!俺が初めてなの?」
「ぅん、あと指もうい゛ーから、」
「だめ、しっかり解さないとリトくん痛い思いするよ」
リトくんは違うかもしれないけど、俺にとっては初めての恋人だ。大切にしたいし、痛い思いはさせたくない。
「俺もう耐えらんないからもう挿れて、俺に気持ちよさ教えて」
「……」
「はは、いい顔」
笑いながらそう言う彼の顔を見た途端、俺の中の理性が切れてしまうかと思った。
「じゃあ、挿れるね……?」
「まって、」
「まだ怖い?」
「……いや、平気、挿れて、」
初めて入る感覚に異物感を覚えているのか、リトくんは険しい顔をしている。
「なんか、変な感じ」
「初めはこんなもんだよ。媚薬効いてるから感じやすいと思うから、一緒に気持ちいところ探していこう」
浅い所を擦ったりして、リトくんの中を探っていく。
「っあ?!」
「見つけた、リトくんの気持ちいところ」
「ちょ、ま゛って、たんま」
「待たない」
リトくんの顔が歪む。同期の中でもかなり頼りがいがあり男らしいので、それは俺をいっそう奮い立たせた。
その上普段は俺がいじられてばっかりな為、上に立てているという事実に満足感と加虐感が湧いてしまう。
「ほら、気持ちいいでしょ?」
そう言ってリトくんの弱いところに何度も自分のモノが当たるようにする。最初よりも上手く快感が拾えるようになってきたのか、声も大きくなってきた。
「っは、ぅん、、テツ、テツまってむり」
「無理じゃないでしょ、まだこれからだよ」
そう言ってリトくんの腰を掴む。こうすると快感を逃げせなくなってもっと気持ちよくなるってネットで読んだ。
「っあ゛、ほんとにむり゛ッ、苦しっ、い゛、」
「大丈夫、ちゃんと気持ちよくなろう」
こんなにも長い間待たされたんだ。ここで辞めるなんて俺にとっちゃ地獄も当然だ。
ぱちゅぱちゅ、と卑猥な音が早くなっていくのに比例して、リトくんの嬌声も大きくなっていく。
「あ゛ッ、ん、…ッぐ、はっ、は、」
太陽のようなオレンジ色の髪、綺麗な瞳からこぼれる涙、普段の頼もしさからは考えもつかないような表情、リトくんの全てが今は俺のものだと考えたら、なんとも言えない幸福感と優越感に包まれる。
「気持ちい?」
「ん゛、きもちぃ゛ッ、」
泣きそうなのか嬉しいのかどちらとも捉えられるような表情をしながらそう言うリトくん。
俺は、意地悪がてらリトくんの性器を扱う。
「あ゛ッ?!ま゛って、!むり、ほんとにむ゛り変になる゛ッ、」
リトくんのなかが急に締まった。
「ちょ、リトくッ…ん゛、締めすぎ、…ッく、」
「イぐ、イッ…、」
俺たちはほぼ同時に吐精した。
深夜の静かな部屋に、大の男2人の息遣いが響く。
「っは、はぁ…、つかれた、」
「リトくん急に締めないでよ…」
「なっ…お前が悪いんだろ、!」
そう言って2人で大声を上げて笑う。横目でリトくんを見ると、身体をあからめて涙目になりながら細かく息を吐いていた。そんな姿を見た俺は、耐えられる訳もなくまた自分のモノを大きくした。
「…リトくん、もっかいしようよ」
「はぁ?…おい、なんでまたおっ立ててんだよお前」
「リトくんが悪い」
そう言いながらリトくんを押し倒す。悪い気はしないようなのか、リトくんもうっすらと笑みを浮かべている。そのまま俺たちは2回戦目に突入した。
「っふ、ぅん゛、…っはは、なに、テツ、もうイキそうなの?」
「なんでそんな余裕そうなの」
最初の時とは見間違うほど余裕そうな口ぶりのリトくん。俺のと行為を楽しんでいることは分かるが、煽られるのは性にあわない。リトくんを分からせるように腰の動きを速める。
「ま゛ってッ…速め゛ッ…んな、」
「……」
「ねぇ゛…テツ、っあ゛ン、…ん゛ッ、っは、」
「……」
「おい、なんか喋っ…、れ゛、ッぐ、」
段々とリトくんの顔がとろとろになっていく。涙か汗なのか分からないほどぐちゃぐちゃになった顔は、俺の興奮材料となる。
「…うるさい」
リトくんの片足を上げてもっと奥を奥をと腰を進める。
「ッお゛、ま゛って、これダメなやつ゛、」
「…ダメじゃない」
「ン゛、ぅ、ぐッ……ふッ、、あ゛ッ、ァん゛、」
「…」
「テツ゛、聞いッ…て、ッあ゛、むりイグ、イグッ…、~ッ、」
リトくん声にならないような可愛い音を出しながらなかをビクビクとさせて絶頂した。それにつられるように俺もリトくんのなかに精を吐き出す。
絶頂の余韻に浸りながら、はぁっ、はぁっと息をする。俺たちは、しばらくの間言葉を交わさずにいた。少し経って、動かないリトくんの顔を覗き込むと、すうっと寝息を立てながら静かに眠っていた。
初めてなのに、俺が無理をさせて疲れてしまったのだろう。申し訳程度のキスを額に落とす。
リトくんの中に出した精子を掻き出し、タオルで身体を拭いてシーツを軽く整える。
一通り終わったあと、眠っているリトくんの隣に横たわる。かわいい恋人の寝顔を見ながら、俺は幸せな気持ちで眠りについた。
usm side
目が覚めると、窓からは暖かい陽の光が差し込んでいた。いつの間にか眠ってしまったのだろうか。隣にはさっきまで誰かが眠っていたであろう跡がある。
ベッドから降りようと身体を動かすと、
「い゛っ…、」
腰に痛みが走った。
腰の痛みに悶えていると、部屋の外からこちらへと向かってくる足音が聞こえてくる。
「あ、リトくん起きた?」
足音の正体は、、俺に腰痛を患わせた張本人だ。
「テツ、俺めっちゃ腰痛いんだけど」
「え?!やっぱ無理させたよね?!とりあえず湿布…!いや病院?!」
挙動不審な動きをし、焦りながらそう言うテツを見て、俺は自然と笑いが込み上げてきた。
「…っw、お前慌てすぎだろ…!ww」
「いやなんで笑ってんの!!!」
俺は、テツのこういう所を好きになったんだな、とつくづくかんじさせられた。
だがしかし、腰はかなり痛い。ヒーロー活動にも多少の影響が出そうだ。
そこで俺は、テツに仕返しがてら意地悪をすることにした。
「…テツ、次は俺がリードするね」
「…へっ?!え゛、リトくん?!」
顔を赤くして驚いた表情を見せるテツを無視して、俺は逃げるようにシャワー室へと向かった。
コメント
3件
これは続編を期待していいってことですか!!最高!🫶🏻🫶🏻
ttrt大好きなのでありがとうございます❣️とっても良かったです💕💕