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「……んっ…///」

二カさんの指が私の太ももをするりと滑る。慣れた手つきに踊らされ、手で口元を抑えながらも甘い喘ぎが漏れてしまう。時々ビクビクと体が動くと、二カさんにクスッと微笑まれて一層指の動きが激しくなった。

「んんんっ……////」

「ふ……大将…それ。似合ってやすよ」

「……ふっ…// んっ…///……ぇ?///」

「こーれ。」

彼の指が優しく私の唇に触れ、トントンと示してきた。

「……ぁ…/// ありがとう……ございます…///」

昼間からつけていた口紅。あの時二カさんに冷たくあしらわれ、心が砕けた。それから詩織と会話に浸り、再び小さな希望が灯された。そして今、私は二カさんとお互いの好意を確認することが出来た。こんなにも詰め込まれた出来事の中で、苦しみを感じた中でも決して取らなかった口紅に対して、なんだか複雑な感情が入り組んだ。

「気に入ってるんすか…?」

二カさんはにっこりと笑って、私の瞳を見つめてきた。

「は、はい……/// 私…初めてなんです…こういう大人っぽいプレゼントを貰うのは」

「……ほー」

「なんだか…少し大人っぽくなれた気がして…しかもそれを二カさんに貰えたことが嬉しくて…」

「ははは。そんなに気に入ってくれてたんならこっちも嬉しいもんすね」

「二、二カさん…その…この体勢…いつまで……?💦」

押し倒された状態のまま会話をするのは、頭が真っ白になるほど恥ずかしく、顔を隠したくなる思いを抑えてそう言った。

「ダメですかい?」

「ダ、ダメっていうか…その…恥ずかしい……ので///」

「ふーーーん……」

-——–グイッ——————

「ひゃっ…///」

ふいに両手を上に持ち上げられ、胸の辺りのブラウスのボタンがプツリと1つ外れてしまった。

「………」

プツンッと音を立てて外れたボタンを、彼はまじまじと見つめてクスッと微笑んだ。

恥ずかしさでいっぱいの私は、なんとか両手を元に戻そうと試みたが、二カさんの力強い手に抵抗できず、もどかしさでほろほろと涙がこぼれてきた。

「ふっ……ぅう…///」

「……!」

意地悪な彼の表情に囚われそうになり、何とか逃げようと体を動かした。

——–しかし、そんな簡単に逃れられるはずもなく、あっという間に彼の左手で私の両手が抑えられた。

「やっ……やぁっ……///」

プツリ…プツリと順々にボタンを外され、ぐっ、ぐっと腕を動かすが、彼の大きな手に抑えられた両手は、驚くほどビクともしなかった。

ふいに彼がパッと両手を離し、それと同時にブラウスのボタンが全て外された。

「……ぁ」

涙のせいで視界がぼやけ、ボタンが全て外されたことに気づくのに数秒かかった。

「大将……あんた、狙ったんすか?w///」

二カさんの視線は私のブラに向けられており、意地悪に微笑む彼の表情が心に焼き付いた。

「ち、違いますよっ/// これは…たまたまで……!」

「はいはい。ふふ……かわいい…///」

——-ドキンっ-———–///

ふいの彼の言葉にドクンと心臓が跳ね、顔が真っ赤になったのが自分でもわかった。

「大将…。」

ちゅっ…という音とともに私の首筋に再び彼の唇が触れ、スカートのチャックがするすると外された。

「やっ……やぁ…二カさ…待っ……!///」

ちゅ……ちゅっ……/// と、音を立てて触れる唇に敏感になり、またもビクンと体が動いてしまった。

「ふ……まだ首筋だけっすよ?ここでこんなんだったら、ここはどうなっちまうんでしょうねぇ…」

クスッと微笑む二カさんは意地悪に指を動かし、器用に私を焦らしてきた。

「ぁあ…!///」

ふいに大きく喘いでしまい、その声に二カさんの指の動きは分かりやすいほどに激しくなった。

「二、二カさ…////」

「…なんすか……?///」

「……好き…////」

ぎゅっと彼を抱きしめ、耳元で囁いた。

「……!」

「大将……///」

「二カさ…………んっ…♡」

ふいにちゅっとキスをされ、目のやり場に困ってしまった。

長く、深いキス。彼の舌がするりと入ってきたことに分かりやすく驚いてしまった。その反応に彼の瞳がパチッと開き、キスの途中で目が合ってしまった私たちはぎこちなく唇を離れた。2人とも少し違う方を向いて顔を赤くし、しばらくしてから再びお互いが絡み合う。舌が入り組み、絡み合い、クチュ…と時々いやらしい音を立てて離れる唇が、とても恋しく、たまらなく愛おしくなった。

「…んっ…んぅ……///」

私の頬にすっと触れる彼の手が、私を優しく包み込んでいた。

彼のもう片方の手は、私のスカートの中をいやらしく触れ、ピクピクと動いてしまう私に二カさんはまたにこっと笑って私の唇に食いついてきた。

溶けてしまいそうな彼とのキス。いつまでもいつまでも、この時間が続けばいいのにと、心の底でそう願っていた。

ミリダラズ 二力のラブストーリー

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