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こんにちは
今回は珍しくナOさん視点です
注意⚠️
英日,旧国,枢軸国
ずっと一人だった
助けてくれるようなやつなんていなかった
ましてや,慕ってくれるやつなんて
そのはずだった
「師匠!」
唯一の光があった
ちょっとでも触れたら壊れてしまいそうな,ガラスランプの光
大好きだった
暖かい,暖炉のようだった
でも,時間が結ばれることを邪魔した
気づいたら,また現世に戻っていた
もう一度
そんな願いは一度目の大戦で見事に打ち砕かれた
「なんで…」
なんであいつなんだ
俺の方がよっぽどいいのに
なんで…
そう思いながら,死を待つだけ
そんなの嫌だった
俺の物にならないんなら,光を消しちゃえばいい
みんなに好かれる,あの可憐な光を
そう思って硬い糸でヒビを入れてやった
そうやってまた,僕は転生していた
気づいたらガラスが俺の手で粉々に砕けていた
もはや灯を灯さないソレを僕は手に入れた
でも,どうやら君はあいつの造ったアイギスで守られていたみたい
なんでまあ,僕は二回も死んでまで君のことを手に入れたかったのに
君は一生あいつの物だったんだ
「クソ…」
「いい加減降参したらどうだ,先代の二の舞にはなりたくないだろ」
「五月蝿い」
「それは済まなかったな」
「…」
ということはこいつは…
「おいお前」
「なんだ」
「母親の顔は覚えているのか?」
「…」
「少々気になってな」
「皮肉か?」
「さあな」
「あえて言うなら,それを演じた者の顔なら覚えている」
「ほう」
「周知のことだろうが,『父』とは血が繋がっていない,ということは母はいないか,
いたとしてももうこの世のものではないだろうな」
「…」
馬鹿者が
「随分と無邪気で優しく,可憐で遠いところに住んでいる母だな」
「⁉︎なぜ彼女のことを知っている⁉︎」
「さあな」
「お前…」
「まあまあ,それよりここは仮にも戦場,
超大国ともあろうお前がそんなに油断をしてもいいのか?」
「⁉︎」
「Blitz」
「ぐ…おまえ…」
「なんだ?仕返しもできないのk_」
「shooting stars!」
「…前言撤回,死ね!」
「望む所だ!」
なるほど,あいつも随分と愚かな嘘をついたな
自分の息子に
どうだったでしょうか
まさかの彼らの正体,今後をお楽しみに