テラーノベル
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☘️💟宮静🪻📗
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なんだか、不思議な夢を見た。
妹がよく見るアニメや物語に出てきそうな、幻想的で薄暗さを感じるお城。
そんなお城の庭で、私は、私と似た男性と向き合う形で立っていた。
長く白い髪も、緑色の瞳も、背丈も。
体型や顔つきを除けば、瓜二つだった。
「__、___。」
私が声を上げても、それはノイズにしかならない。
やがて、どこからか発生した霧が私たちを飲み込み、視界は真っ白に染まっていく。
「__一人は皆のために。皆は皆のために。」
もう何も見えなくなってしまった視界の中、私に似た低い声が響く。
声までも似ているというのか。
「__足掻き、藻掻き、その命繋げよ。
「無限の命《エンドレス・ディスペアー》」
詠唱のようなものが聞こえたかと思えば、私の足元に真っ黒な液体が広がる。
それは足に重くまとわりつき、段々と私の体を蝕んでいるのがわかった。
「__!!」
いくら声を上げても、やはりそれが人の言葉として空気を揺らすことは無い。
勢いを増した黒い液体に飲み込まれた私は、そのまま意識がプッツリと途切れるのだった。
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