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アラームもかけずに起きた時間から1日がスタートするのが日課だ。
今は9時。
ゆっくり起き上がり洗面所に向かう。玄関を見ると親の靴があった。今頃寝ているのだろう。
気にせず洗顔と歯磨き、メイクとヘアセットを済ませる。部屋に戻り半分開いた鞄を見る。
プリントが見えた。
ため息をつきながら学校へと向かった。
着いたのは3時間目の途中、廊下を歩いていると隣のクラスの後ろのドアから裕と目が合う。
今日はとくに声をかけられなかった。
前のドアを通り過ぎる時、担任の翔と目があった。瞬間、先生はすこし口角を上げたような気がした。
自分のクラスのドアを潜ると、英語の授業中だった。
自席についてスマホをいじる。
呪文のような言葉達。退屈な時間が流れていく。
終了のチャイムが鳴る。
次は体育のようで一斉に騒ついてその人達は移動して行った。
席を立ち、体育館には行かずに保健室に向かう。
翔「つぎ体育だよ。」
横目で視線が合う。
私は無視して通り過ぎる。
後ろでため息が聞こえたような気がした。
そのまま保健室を覗くと誰もいなかった。
ベッドに横になる。
窓から心地の良い風が入って来ていてそのまま心地の良い睡魔に身を委ねた。
カーテンが開く音で目が覚めた。
ぼやけた視界を凝らすと翔が立っていた。
翔太「今何時かわかる?」
言われてスマホを見ると5時間目が始まっている時間だった。
翔「僕待ってたんだよ?」
口元は笑っているが目は笑っていなかった。
秋「…寝てた…」
翔「それはわかるね…」
無言で見つめ合う。
翔「…続き、放課後やってもいいけど。」
私は渋々頷いた。
翔「じゃあ、今度は寝ないでね。」
と言って笑顔で保健室から出て行った。