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相棒組
しねたです!
正直あんま上手く書けなかったけど、とりあえず置いとこ精神であげてます
暖かい目でみてください
ここに来てちょうど十年が経った日、相変わらず僕の隣には相棒がいた。
けれど、これからもずっと、彼が隣に居てくれるとは限らない。
僕らはいつも死と隣り合わせ、いつ隣国が攻め込んでくるか、いつ総統から侵攻命令が出されるかなんて分からない。
明日には誰かに撃たれて死んでもおかしくないのだ。
ただ、これだけは決めていた。
相棒が死んだら、僕も同じ戦闘の中で死ぬと。
あわよくば、相棒もそう思ってくれと。
お前は、僕のことをそう思ってくれてるかな。
なぁ、シッマ。
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ここに来てちょうど十年が経った日、相変わらず俺の隣には相棒がいた。
けれど、これからはもう、彼はここにはいないんだ。
俺らはいつも死と隣り合わせ、いつ君が死ぬか、いつ大切な人と会えなくなるかなんて分からない。
明日にはここの誰がいなくなっていてもおかしくないのだ。
ただ、これだけは決めていた。
相棒がいなくなったら、俺もいなくなろうと。
あわよくば、相棒もそう思っていてくれと。
お前は、俺のことをそう思ってくれていたかな。
なぁ、大先生。
俺と大先生は一緒にここに来て、ずっと一緒に動いていた。
隣国が攻めてきたあの日、俺らはこの戦争に勝った。
死者数もそんなに多くはない。
多くは無いのに…。
我々軍からの死者は一人。
我々軍幹部、そして、俺の相棒の鬱大先生だった。
ということは、あれを決行する時。
もう準備は出来ている。
大丈夫だ、怖くは無い。
一瞬、たった一瞬だけ我慢すれば、幸せが待ってる。
俺は常に幸せになることだけを考えてきた。
だから大丈夫。
今日もいつもみたいに、幸せを考えてさよならを告よう。
待っていて、俺の相棒よ。