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本当はカコ編は2話で終わらせるつもりだったのに、、、、、 この話で終わらなかった、、、、
次の日も幼稚園に行った、今日はしようかちゃんと一緒に砂場で遊んだんだ
次の日も、そのまた次の日も一緒に遊んだ、でも、
友達になりたいってまだ言えてない
どうすれば友達になりたいって言えるんだろう、お母さんに聞いてみればわかるかもしれない!
『お母さん、友達になりたいって、どう言えばいいの?』
お母さんはキョトンとしていたが、すぐに、
『友達はね、水城が心の底から友達になりたければなれるものなんだよ』
お母さんはそう言ってくれた、その言葉があったから、僕はしょうかちゃんに友達になりたいって言う勇気ができた
来週の月曜日、次に幼稚園に行くときはしょうかちゃんに言うんだ
次の日、今日は月曜日だ、今日こそはしょうかちゃんと友達になるんだ、今日は公園に行ってみんなで遊ぶ日、幼稚園でよくあるおさんぽってやつだ
僕は、しょうかちゃんと隣で話しながらおさんぽした、
公園に着いた、
〜ひまわり公園〜
僕はしょうかちゃんと一緒にブランコで遊んだ、どっちが大きくブランコを振れるかという子供らしい遊びをした、
その遊びをして、くたびれたから二人で公園のベンチで座ることにした、今しか言うチャンスはない、
『あの、、、しょうかちゃん』
『なーあーにー?』
いつもの口調で返してくる、
『僕と、、、、、』
『お友達になってくれないかな?』
ああーーーーやった!ついに言えた、恥ずかしいけどいうことができたよ!
そう自分の中で思って、返事を待つ間もなく
『え?だってもう友達だよ?』
と、帰ってきた、
思わず僕は
『はぇ?』
と間抜けな声を出してしまった
『だって一緒に遊んでたら友達でしょ、いつの間にか友達になってるものだと思うから、そうやって、友達になって欲しいって言う人、私、初めてみたよ』
にこやかに笑いながら言うしょうかちゃんの言葉に
『うん、そうだよね、、僕たち友達だもんね!』
そう返すことができた
僕としょうかちゃんはいつも一緒に遊んでいた、おままごととかにも最近ハマっていたし、何より公園で遊ぶ日にしょうかちゃんと遊ぶのがとても楽しかったんだ
金曜日
『今度しょうかちゃんのおうちで遊びたいな』
そう言うと、
『うん!いいよ!お母さんにも話しておくね!』
と、しょうかちゃんに良いよって言われた、
明日、ショウカちゃんの家で遊ぶことになった
夜、
『お母さん!明日の午後に、しょうかちゃんの家で遊ぶことになったんだ!』、お父さんがいないから大声で喜びを伝えられる、
それを話したら、お母さんはとても喜んでくれた、そして、お母さんが家を出て行ったらしょうかちゃんの家に行くことにした
ピンポーン
『しょうかちゃーん、遊びに来たよー』
『はーい!』
そうしょうかちゃんが返事して、僕はしょうかちゃんの家に入った、
信じられないほど綺麗な部屋だ、カレンダーは破られてない、靴はみんなキレイに揃えられてる、しょうかちゃんはちゃんと整理整頓するんだなぁ
『いらっしゃーい』
休日だからしょうかちゃんのお母さんが家にいる、すごく優しそうだ、
『ごめんね、まだ水城くんを迎える準備ができてないの、すぐに飲み物用意するからね、お茶とオレンジジュースがあるけどどっちが良い?』
オレンジジュース?ってなんだ?
『私、ジュースがいい!』
しょうかちゃんが大きな声でお母さんに言う、
『あ、じゃあ、僕はお茶でお願いします』
お茶は飲んだことがあるから知っているけど、ジュースは知らなかった、だから僕は知っている飲み物を選ぼうとした、なのに、
『遠慮しなくても大丈夫なのよ、水城君もジュースね、』
と、言われてしまった
(遠慮したわけではないんだけどな)
『私の部屋二階だから、階段上ろ!はやくはやく!』
しょうかちゃんにそう急かされ、しょうかちゃんの部屋に入った、
『かわいい、、、』
とても可愛いお人形さんたちや、おままごとのセットがある、
うちにもこんなのがあったらなぁ
そう思っていたら、お母さんが部屋に入ってきた、
『ごめんね、遅くて、はい、ジュース、』
そうやって僕の目の前に置かれた飲み物は、僕が今までにみたことがないような色の飲み物だった、黄色とオレンジの中間くらいの色をした飲み物だ、
『わーい!お母さんありがと!』
『ありがとう、、、、ございます』
そう言うとお母さんは、大丈夫よ、と言い、部屋から出て行った、しょうかちゃんは美味しそうに目の前のジュースとやらを飲んでいる
『飲まないの?』
そう聞かれた、でも、しょうかちゃんとても美味しそうに飲んでる、そう思った
『うん、飲むよ、』
そう言って、その見たこともない飲み物を口にしてみた、それを飲んで、僕は驚愕した、
『え、甘い!』
甘い飲み物だなんて飲んだことがなかった、世の中には甘い飲み物があるんだ
『えー?何言ってるの?ジュースって甘いものじゃん』
しょうかちゃんはおかしそうに僕にそう言う、
『あ、ごめんね、飲んだことなかったんだ、』
『へぇ〜、そうだったんだ、』
『ところでさ、しょうかちゃん、』
『何?』
『お父さんが家にいないけど、やっぱりギャンブル?とかキャバクラ?とかにお父さん言ってるの?』
そう聞くと、
『ぎゃんぶる?きゃばくら?なにそれ!難しい言葉知ってるね!みずきくん!』
へ?
僕は疑問に思った、お父さんってそういうものじゃないのか?
『お父さんね、』
『お父さんね、私が生まれる前に、死んじゃったみたいなんだ、』
『だから、私は自分のお父さんを知らないの、』
沈黙が流れる、申し訳ないこと聞いちゃったな、
そのあと、お母さんがけーき?って言う食べ物を持ってきてくれた、とても美味しかった、特に上の赤いの、いちごっていうらしいんだけど、とても甘酸っぱくて美味しかったんだ。
家ではしょうかちゃんとおままごとや最近買ったと言っていたすまっしゅぶらざーず?っていう、げーむ?をやった、とっても難しかったけど楽しかった、
初めての友達と初めて友達の家で遊んだ、
その日はとても楽しい日になった
そして、明日は公園で遊ぼうと言う約束をした