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番外編18 『主様が誘拐されてしまった!?』前編
主様が悪魔執事を悪く思う人達に誘拐された!?
執事達は主様を助けに向かう=͟͞ ( ˙꒳˙)
🫖
バタンっ!!
『ご無事ですか主様!!』
『べ、ベリアン…来ちゃ、ダメ…。』
主様は頬を腫らして縛られていた。
『っ……!』
(へっ、間抜けめ。背中がガラ空きだ!)
ドガっ!!
『ぐぁっ!』
ベリアンは足を振り上げ、誘拐犯を気絶させた。
『主様になんてことを……。美しいお顔に傷を作るなんて…許しませんよ……っ。』
美人の怒った顔は怖い。もっと見たい。
1番君は怒りそう。
🍳
『助けに来ました!主様!』
『へっ、一人で乗り込んで来るとは飛んだ馬鹿だな!』
『ロノ、ダメ、来たら……』
『俺を信じてください、主様。』
ロノは武器を振りかざしてニカッと笑う。
ガキンっ!ガキンっ!
数分後。ロノは大勢いた誘拐犯達を薙ぎ倒した。
『怖い思いをさせてすみませんでした……もう俺がいますから大丈夫ですよ。』
『うん…。』
(私のためにこんな怪我……。)
『笑って下さい。主様。それだけで俺は充分です。』
『うん…っ。』
笑顔で安心させてくれる。安心させるように抱きしめてくれる。
⚔️
ドガンッ!
ドアを蹴破る。
『なんだぁ!?』
『主様…っ!』
『バスティン…!』
『っ、外の見張りはどうした!』
『ふん、蹴散らしたに決まってるだろう。ああなりたくなきゃさっさと主様を解放しろ。』
『っ、うるせぇ!黙れ!』
『…哀れだな。』
ガキンっ!
『ぐあっ!』
『…安心しろ。斬ってはいない。』
俺は剣を収める。
『次主様に手を出したら……絶対に許さない。』
『ひ、ひいっ!』
『バスティン…ありがとう…。』
『あぁ。もう安心していい。』
君に敵なしっ!助けに来てくれる様はまるで王子様のよう!
✝️
『お前ら……主様に怪我を負わせて…生きて帰ると思うなよ。』
『っ…ひ、怯むな、行け!』
『ハウレス…!!』
ガキンっ!ガキンっ!
『ぐあっ!』
『うぁ!』
『な、なんだこいつ、強すぎる……っ!』
『主様に危害を加えたんだ…手加減はなしだ…!!』
『う、うわぁぁぁ!!』
『すみません…女性である主様にこんな怪我を……』
『かすり傷だよ…それより、ハウレスは…』
『俺なら大丈夫です。主様が無事ならそれで……』
『うん……っ。』
ハウレスかっこいいよー!!!君に守られたい人生でした。
🦋
『主様!!』
『フェネス…来てくれたの……?』
『当たり前ですよ!今すぐそっちに行きますから!』
俺は武器を構える。
『な、なんだそのバケモンみたいな武器は!』
『主様に怪我を負わせたなら…手加減しなくていいですよね……?』
『ひ、ひいいぃ!!』
『主様!直ぐに解きますからね!』
『フェネス…。』
『…すみません、俺がもう少し早く来ていれば…こんな怪我…』
『大丈夫だよ。助けに来てくれただけで…私、凄く嬉しい。』
『主様……。屋敷に帰りましょう。そしたら直ぐにお風呂の支度をします。傷が癒えるように薬湯のお湯をご用意しますから。』
フェネスの武器ってめちゃでかいよね。
斬られたら一溜りもないて。
🦾
『てめぇら…俺の主様に手を出して生きて帰れると思うなよ……?』
『ボスキ…っ。いくらボスキでもこの人数相手に…』
『ふっ。心配すんなよ。主様。俺は負けねぇよ。』
『っ……。』
『口程にもねぇな。いいか。次俺の主様になんかしてみろ。今の倍痛めつけてやるからな。』
『は、はいっ…!』
誘拐犯達は逃げてゆく。
『ボスキ…。』
『安心しろ。見ての通り怪我はねぇよ。』
『…っ。』
『泣くなよ、主様。俺はなんともねぇから。笑ってくれ。主様。』
『っ…うん。』
ボスキの鋭い瞳堪らん(*´﹃`*)
1回睨まれたい。
次回
中編へ続く
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