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──とある少女が20歳になった日
2人の少女達は今20歳、少年院を出所する時
「いやぁ~…これでもうお別れなのかな??」
と、愛が少女に淋しそうな声色で問いかける
「そうかもね~…」
と少女は返す、少女の声色はいつもと同じ、穏やかな声だった
「あ、そうだ!」
「ん~??どしたの???」
と、2人は会話を繰り広げる
すると少女は鞄から何かを取り出し、愛に手渡した
「これ…本?」
と、愛は問いかけると
「うん、私が書いた本、素人だから下手だけどね…w」
と少女は答えた、こっそり部屋で本を書いていたという
「全ッ然書いてる事気づかなかったわ…」
「愛が寝てる時に書いてたからね~」
「だから偶に目の下に隈出来たんだ…あたしの為にそこまでしてくれて、ありがと!!!」
「お礼なんていいよ~!私がやりたくてやった事だし…ね??」
「はいはい!w分かったよ~!!」
と、少女達は会話を続けている
とても平穏で、平凡で…幸せそうな光景である
__だが、まさか2人もこんな結末になるとは思ってもみなかっただろう
──幸せが崩れる瞬間を、” ご 覧 あ れ “
「ねぇ!早速読んでみてもいい!?」
「恥ずかしいけど…いいよ、??」
…愛が本を開いた瞬間
「…っ!?」
「ッえ…??」
2人の表情は一気に曇った、何故なら__
” 本には愛に対する暴言や愚痴等しか書かれていなかったからだ “
2人の少女は茫然とした儘、何も喋らず本の内容を傍観していた
「ッ…ねぇ、嘘…ッだよね???」
「私…こんなの書いてないし、思ってもない!!!!!!!」
「…けど持ってたのは__だよね、????」
「ッ!!!!…確かに、持ってたのは私だけどッッ!!!!!……だけど…ッ」
「…もういいよ、信頼してたんだけどなぁ……w」
「ッッッ!!!!、あi((「その名前を呼ばないで」
「…….じゃあね…”” 裏 切 者 さ ん ““」
「うん、ばいばい…”” 薄 情 者 ““」
それから少女達は一切会わなくなった
これが少女達の仲が良かった最後の日であった
──今日の夜空は、星の無い夜空だった
‐第五章∼星なき夜∼‐ Fin