心を無くした貴方には

１３

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渡辺side

渡「あのっ」

ス「渡辺さん どうかしました？」

渡「…彼女さんいるって言ってたじゃないですか」

ス「彼女…あぁいますよ！」

渡「どんな方なんですか？」

ス「んー すごい可愛いですよ」

渡「なんか好きな食べ物とかあるんです？」

ス「いちごとか好きですね笑」

ばーか

〇〇は果物嫌いだよ

何も知らない癖に彼氏面しやがって

渡「彼女さん幾つなんです？」

ス「あー 同い年ですね！」

渡「へー同い年 笑」

ス「もういいですか？」

渡「あ！はい！」

ス「失礼します」

ほんとに可笑しいわ

〇〇のことなんもわかってなくて笑える

こいつと〇〇の関係を知れないと

こいつが厄介なんだよ

・

〇〇side

ス「お前さ」

〇『はい 、 』

ス「アイツらと連絡取ってんの？」

〇『えっ…』

ス「連絡取ってんのかって聞いてんの！！」

〇『取ってないです、！』

ス「じゃ何でお前のこと探ってんだよ」

〇『…っ』

ス「なんか言えよ！！」

〇『…会いました』

ス「いつ」

〇『…2週間くらい…まえに』

ス「なんで言わなかった」

〇『…』

ス「なんで」

〇『…っ』

ス「あぁ。わかったわかった。嬉しかったんだもんな？会えてな？」

〇『…違っ』

ス「ちょっと出るわ」

〇『…っ何処に…！』

ス「アイツらの番組潰してくる」

〇『やめてっ！…お願い』

〇『なんでも…するから！』

ス「じゃあ一生外出んな」

〇『え…』

ス「クローゼットが今日からお前の部屋」

〇『……わかりました』

ス「偉いねー笑他人のために笑」

そしてスマホも取られ

連絡手段が無くなって

家にも帰れず

陽の光を浴びることも出来なくなりました

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