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「やばい!仕事のことを忘れていた!僕これから収録あってさ、例の歌番組!!見てくれてるでしょ?あれ、これからなの!行ってくるね!ありがとう!バイバイ!」
追いついた瞬間、風のように消えていった。本当にあっという間だった。
来都くんのいい匂いがまだそこには残っていて、私は数分動けなかった。
あれ、水置いてっちゃった…椅子には食べかけの弁当と、もらった水が残っていた。今度会った時にお礼しようと。
家にたくさんある、来都くんが広告塔のお茶にメッセージを書いて、1本余分に持ち歩くことにした。彼が私の推しで、アイドルということを忘れるぐらいの毎日。
どんなに辛いことがあっても、来都くんとの時間を思い出して頑張れる。それに、来都くんはもっと辛いことを私たちのエールで頑張ってくれている。
明日からも決して下は向かず、前だけ向いて頑張ろうと思えた。