ノベル版短編集

桃青

「あの紙飛行機をもう一度。」

地雷さんさようなら

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さとみside

アイツは死んだ。

あの日に。

1年前…

ころん「見てっ！さとみくん､！」

さとみ「紙飛行機…？」

ころん「そうっ！海の方に飛ばそうと思って」

さとみ「なんで海？w」

ころん「ん~､何となく､？w」

さとみ「なんだよそれ､ww」

ころん「まぁ早く行こっ！」

さとみ「へいへい、w」

ころん「とうちゃ~くっ！」

さとみ「さっさと飛ばして帰ろうぜ？」

ころん「ｯ…うん。」

…ん？

紙に字書いてある､？

さとみ「なぁ、紙に字書いてあるけどなんて書いてあるの？」

ころん「あ~､適当にあった紙で作ったから､w」

さとみ「そうなん､？w」

ころん「そうそう、w」

さとみ「んじゃあ飛ばそうぜ~！」

ころん「､､うんっ！」

ころん「えいっ！」

さとみ「おぉ~､､すげぇ飛んでる」

ころん「ねぇ~」

さとみ「じゃ帰るべ」

ころん「先帰ってて良いよ」

さとみ「ん、わかった」

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ころんside

今日、自殺するって決めた。

人生に疲れたから。

仲の良い親友のさとみくんへの手紙を紙飛行機にして飛ばそうと決めた

さとみくんには悲しんで欲しくないから。

ころん「見てっ！さとみくん､！」

さとみ「紙飛行機…？」

ころん「そうっ！海の方に飛ばそうと思って」

さとみくんへの気持ち、海に飛ばすんだよ。

もう、話せるのももうちょっとだね。

ころん「とうちゃ~くっ！」

さとみ「さっさと飛ばして帰ろうぜ？」

ころん「ｯ…うん。」

いざとなると別れが辛くなるもんだなぁ…

さとみ「なぁ、紙に字書いてあるけどなんて書いてあるの？」

ころん「あ~､適当にあった紙で作ったから､w」

さとみ「そうなん､？w」

ころん「そうそう、w」

さとみ「んじゃあ飛ばそうぜ~！」

ころん「､､うんっ！」

ころん「えいっ！」

さとみ「おぉ､､すげぇ飛んでる」

ころん「ねぇ~」

さとみ「じゃ帰るべ」

ころん「先帰ってて良いよ」

さとみ「ん、わかった」

手紙の内容は…、

さとみくんへ

今までありがとう。

本当に大好きだよ。

っていうほんと短い文章。

あんまり長くすると僕が悲しくなっちゃうからね。

んじゃ、そろそろ…

さようなら。

そして…

ありがとう。

さとみくん。

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さとみside

最後にアイツと話したのはあの日が最後。

もうちょっとでもころんと話していれば良かった。

そして、

「あの紙飛行機を、」

「アイツの笑顔を、」

「もう一度。」

「俺、ころんが居ない世界で頑張って生きたよ。」

また会えるな。

ころん。