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『じゃあ行こっか』
「はい!お願いします!」
私は目黒くんに社内案内をすることとなった。
『えーと、ここが営業部ね』
「はい」
『それから、ここが商品部』
「はい」
各部署の説明をして、
自分たちの持ち場へ戻ろうとした。
『終わりかな、戻ろっか』
「はい、、あ、その部屋は?」
『え、あ、資料室だけど、』
資料室には入られちゃ困るんだよな、
『でも使うことはないから、平気だよ』
「資料室なのに、?」
『うん、基本私が利用するから』
「分かりました!」
こんな嘘も信じちゃうんだ、
可愛い。
そういえば、案内中に聞いたことがあった。
『彼女いるんでしょ?』
「はい、笑」
『どんな子?』
「僕が世界一幸せにしたい人です」
へぇ、そうなんだ。
目黒くんの彼女は幸せ者だ。
こんないい人に愛されて、
私のものにしたい。
あーあ、私の悪いところ出ちゃった。
そして、私たちの総務部へ戻った。
目黒くんはまた女子社員に絡まれている、
私の方が綺麗だよ?
あ、目黒くんには可愛い彼女さんがいるんだった。
まぁ、そのうち私のものになるんだけどね。
好きになっちゃった、