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なんか続き(甘えるだけのやつ)書こうか考えてる。ご希望どうりじゃない気がするから。
リクエスト内容: いつも強がりなりほちゃんがSNSでの誹謗中傷や撮影や編集で上手くいかないことが続いて撮影中に急に泣き出す。驚いたにこちゃんは撮影を止めて、ゆっくり話を聞いて甘やかすみたいな話
最近何も上手くいかない。
撮影の段取りも心做しか全然ダメ。
嫌なコメントが沢山目に付く。
1つダメになると全部がダメなような気がして
そんな自分が嫌いになる
頑張ってるんだけどなぁ
一生懸命がから回ってる感じ
みんな私の事嫌っているのかもしれない
そんな思考回路に陥ってみんな敵に見えてくる
自分には味方が居ると言い聞かせても全くダメ
でも落ち込ん出る暇はない
そんな事で仕事に支障をきたす訳にはいかない
私の不調が誰にもバレないように。
平気なフリをして自分自身をも偽ろう。
誰にも迷惑の掛からないように。
誰かに心配をかけないように。
私が我慢すればいいだけだから。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ねぇあんた最近どうした?」
「ん?どうしたって何の話?」
「いやなんか、、、なんとなく、、、」
「元気ないなって。」
「いや気の所為でしょ(笑)」
「うーん、、、そっかぁ」
「逆に元気あるわ(笑)」
「まぁ気の所為って事にしといてあげる。」
「いやいや、、、なんもないかんね?」
最近なんか愛方が元気ない。
気の所為かもって言われるとそんな気もするぐらいちょっとの差だけど。
私には分かる。
なんか落ち込んでる。
そして、、、多分傷ついてる。
なんで分かったかって?
だって、、
いつもよりも笑顔が不自然に増えたし
声のトーンが心無しか少し高いし
私に甘えて来なくなったし
髪色凄い変えるし
他にも沢山あるけど。
なんか寂しい。
多分私には言えないんだろうな
いつか言える日が来たら
笑い飛ばしてもいいし、泣き叫んでもいいから、何が辛かったのか教えて欲しいな。
そして私があんたのネガティブ要素吹っ飛ばしてやるからさ。
[何故か私の愛方は自分が落ち込んでることをひた隠しにする]
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「いやいや、、、なんともないかんね?」
なんで気付いたの、、、?
もっと上手く隠さなきゃ。
西に心配なんて掛けたくない。
負担になんてさせたくない。
何が気付いた原因だったんだろ。
ちゃんと笑えてなかったかなぁ
ちょっと話し方おかしかったかなぁ
不調が動画に出てたとか?
あー。全然わかんない。
悩んでも仕方ない。
今から撮影なんだから。
気持ち切り替えて行かなきゃ。
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『せーの。へい!せい!フラミンゴ!』
「にこです」
「りほです」
『よろしくお願いしまぁ〜す』
よし、、、上手くやれてる。
上手く笑えてる。
カメラの方を向くとなんか、仕舞い込んだ感情が仕舞いきれずに出ていきそうで。
カメラ目線が出来なかった。
少しカメラの上を見て話す。
西の顔を見ても感情が抑えられなくなりそうで。
顔を見ることが必然的に少なくなる。
でもやっぱり目は合ってしまうもので、
目の前が滲む。
あぁ撮影中なのに
心の奥で自分の気持ちに蓋をして
自分の気持ちを無視してたのに
辛くない辛くないって言い聞かせてたのに。
我慢出来なくて。
泣く事を止めることが出来なくなってしまった。
んっ、、、ぐすっ、、うぅぅ、、
はっ、、、はぁ、、うぁぁぁ、、、、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
りほと目が合わない。
なんか違和感。
そんな違和感に気付くのが遅かった。
もっと早く気付いてあげるべきだったのに。
私が1番近くに居て
誰よりもりほという存在を見てきたのに。
私に甘えるのが下手くそで、
感情をよく押し殺す
そんな不器用な愛方。
だから私が気付いた時には既に限界を超えている。
溜め込んで吐き出し方が分からなくてさらに溜め込んで。
甘えることが苦手だから。
私に迷惑かけるとでも思ってるんだろう。
そんな事ないのに。
りほの幸せが1番なんだけどなぁ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
西はそっとカメラを止めて私の傍に居てくれた。
何も言わず、ただ背中をさすってくれた。
「甘えていいんだよ」
西が口を開いてそう呟いた。
なんて優しいんだろう。
底無しの沼に引きずり込まれそうな私を助け出そうとしてくれる。
手を差し伸べて私を連れ出してくれる。
なんか天使見たい。
こんな優しい天使に心配させて何やってんだろ私。
「りほは良い子だから沢山私に甘えていい権利があるんだよ?」
ほんとに?でも、、迷惑沢山かけちゃってるし、
「っ、、、わ、、私、良い子、、、なの、、かな、、ぐすっ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
辛かったよねお話沢山聞くよ。
あんたは優しくてちょっぴり不器用な可愛い私の愛方なんだ。
だから、、
「甘えていいんだよ」
「りほは良い子だから沢山私に甘えていい権利があるんだよ?」
誰に対しても気遣いが出来て、誰よりも頼りになる。
いつも励ましてくれたり、りほが笑ってるだけで元気が貰える。
YouTubeだって誰よりも真剣にしてるし、登録してくれてる子達のことを大切にしてくれてる。
りほのいい所なんて数えきれるわけない。
「っ、、、わ、、私、良い子、、、なの、、かな、、ぐすっ」
うん。とてもいい子。
りほのいい所は私が1番見てきたからね。
相方の私にすら甘えるのがヘタクソ
甘えてきてくれたとしてもなんか言い表せない感じの下手さ加減。
まぁそこが可愛いんだが。
「おいで」
なんて事を言って手を広げる。
「うちがりほの全部受け止めたげる。」
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私は西に抱きつき、さらに泣いた。
西に辛いことを話す気なんて更々無かったのに。
頑張ってるのに上手く行かないこと。
アンチに心をやられていること。
全部ダメに思えて自分が好きになれない事。
一生懸命が無駄に思えてくる事。
平気なフリをしていた事。
私の辛かったことを嗚咽混じりで全て吐き出してしまった。
その間ずっと何も言わず頷いて聞いてくれた。
とても悲しそうな顔をしながら。
私が辛い話をすると西も辛くなる。
だから、心配かけたくなかったし、私が背負い込めばいいな、なんて思ってた。
ごめんね
にし、、、
そんな悲しい顔しないでよ、、、
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「りほは偉いよ」
「りほは誰よりも頑張り屋さんだよ」
「りほがりほの事嫌いでも私がずっと好きでいるから」
だから、いつでも頼って欲しかった。
正直、こんなに追い込まれているりほは初めて見た。
昔から溜め込んでしまう癖があるのは知ってたけど、昔はもっと分かりやすかったし、なんなら溜め込みそうな初期の段階で私が気付けていた。
自分の不甲斐なさについ涙が出てしまった。
それを見たりほは泣きながら私の頬の涙を拭う。
「な、泣かないで、、、」
なんて言葉も添えて。
ほら、やっぱり優しい。
「ごめんね、、西、、、」
「1人で解決出来なくて、、、」
あぁわかった。
どうせりほの事だ。
コメントで書かれたことを鵜呑みにしたんだろう。
迷惑だの、甘えすぎだの、そんなこと書かれたんだろう。
現にそんなことを気にしてこうなってる。
大丈夫。私が着いてるから。
「ううん。私こそ溜め込んでたのに気付けなくてごめんね。」
「でーもー」
「私を頼ってくれないなんて心外だなぁ〜」
「あ、、ご、、、ごめん」
「ふふっ!分かればよろしい!」
「辛いなら頼って?」
「、、、うん、、ありがとう、、、、」
よし。
今からでもうんと甘やかしてやろ。