テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ぺ
4,656
あまおう
3
#ぺいんと愛され
あまおう
1,576
ぐちさんの後輩感がたまんないんですよね……!
いつも冷静なぐちさんがぺんさんの行動や発言で照れちゃう、、みたいな場面自分すっごく大好きなんですよね……!!
顔が真っ赤なぐちさんは栄養価が高い!!
今日は、高校の入学式。
俺は、人生で一度も人を好きになったことがない。
誰かに好かれたことは何度もある。
告白されたことも、ラブレターをもらったことも、数えきれないほど。
でも、自分から「この人が好きだ」と思ったことは、一度もなかった。
中学でも、恋人は何人かいた。
けど、どれも長続きしなかった。
心が動かない。
ときめかない。
恋って、そんな簡単にできるものじゃないんだと思っていた。
だからこそ、高校こそは……と期待して来た。
新しい環境なら、何か変わるかもしれない。
そう思って校門へ向かった。
すると、校門の前で、誰かがもめている様子があった。
「……面倒だな」
関わる気はなかった。
スルーして、さっさと受付に向かおうと思った。
その時だった。
もめている人たちの中に、一人だけ、光って見える存在がいた。
オレンジ髪が朝日に照らされて、本当に太陽みたいに輝いていた。
笑うと周りが明るくなるような、そんな雰囲気を持っている人。
その人が、誰かに抱きつかれて困っているのに、それでも笑っていて。
その笑顔が、胸の奥に、突然、強く刺さった。
息が止まった。
心臓が跳ねた。
世界が一瞬止まったように感じた。
(……なんだ、これ)
初めての感覚だった。
胸が熱い。
息が苦しい。
目が離せない。
その瞬間、俺は思った。
これは恋だ。
人生で一度も感じたことのない感情が、一瞬で、全身を駆け抜けた。
(……あの人、誰だ)
気づいたら、足が勝手に、その太陽みたいな人の方へ向かっていた。
(……だめだ)
心が引っ張られるままに歩いてしまいそうになるのを、俺は必死に止めた。
あそこへ行けば、絶対に面倒ごとに巻き込まれる。
あの派手な銀髪の男も、青い瞳の男も、ぺいんとって呼ばれていた太陽みたいな人の周りには、明らかにただの友達じゃない空気をまとった連中がいた。
関わるべきじゃない。
そう思って、俺は体を無理やり受付の方へ向けた。
そのあとの入学式のことは、ほとんど覚えていなかった。
式典の話も、周りの新入生の顔も、誰が挨拶していたのかも、全部ぼんやりしている。
自分でもらしくないと思った。
俺はいつも冷静で、周りの人間関係に深入りしないタイプだ。
なのに、、
頭の中ではあの太陽みたいな人がずっと離れなかった。
オレンジ髪が光っていた。
笑うたびに周りが明るくなっていた。
困っているのに、優しく笑っていた。
胸が熱くなる感覚が、何度も蘇る。
(……俺、どうしたんだ)
こんな気持ち、初めてだった。
入学式が終わり、校舎案内のアナウンスが流れた。
先輩たちが校舎を案内してくれるらしい。
正直、気は進まない。
人混みは好きじゃないし、先輩と関わるのも面倒だ。
でも、今後の大学生活のためには行くべきだろう。
そう判断して、俺は案内の集合場所へ向かった。
胸の奥では、まだ太陽みたいな人の姿が消えていなかった。
やっとDear13roの沼から脱出できたかと思ったら、次はHYPE5にハマってしまっている……
だれか…!だれか、この沼から抜け出させてくれ…!!
コメント
1件
おお、ぐちつぼ視点回キター!冷静で深入りしないタイプのぐちさんが、初めての一目惚れで心臓バクバクしてるの、めっちゃときめくわ…。「胸が熱い」「息が苦しい」「目が離せない」って、彼の言葉で表現されるとリアルすぎてこっちまでドキドキした。太陽みたいなオレンジ髪のぺいんさん、確かに沼要素しかないな…。ぐちさんの初めての恋、応援したくなるエピソードだった!月夢さん、素敵な描写ありがとうございます🔥