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ぐちさんとぺんさんのコンビがちで好き……!!
なんか気に入らない……
俺は集合場所で番号札を渡された。
「8番、か……」
小さくつぶやきながら、同じ番号の人を探す。
すぐに体が動いてしまった。
……いや、探すと言っても、俺は最初からあの人しか見ていなかったのかもしれない。
太陽みたいなオレンジ髪。
笑うと周りが明るくなるような雰囲気。
困っていても優しく笑う人。
胸が勝手に熱くなる。
気づいたら、足がその人の方へ向かっていた。
ぺいんとさんが俺に気づいて、少し首を傾げる。
「えっ?どうしたの…?きみ…」
あぁ、声まで太陽みたいだ。
「おれ、8番です…!」
言った瞬間、ぺいんとさんの顔がぱっと明るくなる。
「あっ!あぁ~!俺はぺいんと、よろしくね!」
その笑顔が、眩しすぎて、胸が一気に熱くなる。
(……好きだなぁ)
気づいたら、口が勝手に動いていた。
「好きです!」
言った瞬間、空気が止まった。
ぺいんとさんの目がまん丸になる。
「へっ?ど、どういうこと??」
あっ……
言ってしまった。
どうしよう。
顔がこれまでにないほど熱くなっているのを感じる。耳まで真っ赤になっているのが自分でもわかる。
ぺいんとさんは慌てて俺の顔を覗き込む。
「どうしたの?顔真っ赤だよ?熱、かな?大丈夫?」
近い。
近い。
近い。
心配してくれているのはわかる。
でも、近い。
何か言わねば。
「だ、大丈夫っす!俺の名前はぐちつぼっす…!よろしくっす!」
声が裏返った。
情けない。
でも、ぺいんとさんは優しく笑った。
「よかった…!」
その笑顔が、胸に刺さる。
(……やっぱり、好きだ)
初めての恋は、こんなにも苦しくて、こんなにも嬉しいものなのか。
俺は、完全に落ちていた。
ぺいんとさんが、俺たち新入生を案内してくれている。
「ここが食堂で、食堂のおばちゃんと仲良くなると、ごはん大盛にしてくれるんだよ!」
太陽みたいな笑顔で説明してくれる。
その笑顔を見るだけで胸が熱くなる。
「へぇ、ぺいんとさんは誰とでも仲良くなれる天才っすね…!」
言った瞬間、ぺいんとさんは顔を手で隠した。
「ちょっとやめてよぉ……」
その仕草が、また可愛い。
(あ〜、照れて顔を手で隠すのも可愛い)
気づいたら口が勝手に動いていた。
「あ!照れてるっすか?可愛いっすね」
ぺいんとさんは手で顔を覆ったまま、肩を震わせる。
「も~やめてよ…!恥ずかしいじゃんか!」
……言い過ぎたかもしれない。
ぺいんとさんと話すのが嬉しくて、ついテンションが上がってしまった。
ぺいんとさんに嫌われたら、元も子もないのに。
「すいません。言いすぎちゃいましたね……」
しゅん、と肩が落ちる。
本当に落ち込んでしまった。
すると、ぺいんとさんが困ったように笑った。
「そんなにあからさまにシュンとされたら、許すしかなくなるじゃん……」
「すいません……」
またしゅんとする俺に、ぺいんとさんは「あぁ〜!もう」と頭をかいた。
そして突然、ぱっと顔を上げて言った。
「あ!わかった!ぐちつぼ君!僕たちだけの呼び方を考えない?」
胸が跳ねた。
「いいっすね!それ!」
即答してしまった。
ぺいんとさんは嬉しそうに笑う。
「よかった~元気になって。じゃあ、ぐちーつはどう?」
ぐちーつ。
俺の名前を、ぺいんとさんが考えてくれた呼び方。
胸が熱くなる。
「すごいイイと思うっす!俺はぁ、とぅーん!とぅーんはどうすか!」
ぺいんとさんは目を輝かせた。
「めっちゃいいじゃん!」
「へへ」
笑いがこぼれた。
ぺいんとさんと二人だけの呼び方ができた。
それだけで、世界が少し明るくなった気がした。
なんか学校あるあるで絶対に一人はイケメンな先生いません?
自分だけなのかもしれないんすけど……
その先生の周りに絶対女の子が群がってるんですよね。
自分はその女子たちを遠くで冷笑してます。
#ぐちぺん
月夢
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コメント
1件
第4話、読了しました!ぐちつぼくんの視点、めっちゃ良かったです。「好きです!」って言っちゃった後の慌て方とか、ぺいんとさんの優しい笑顔に一瞬で落ちていく感じとか、初々しさが溢れてて読んでるこっちまでドキドキしました。あと「ぐちーつ」と「とぅーん」の呼び名、二人だけの特別感があってすごく素敵。ぺいんとさんの照れ顔も可愛くて、この先の関係が気になります!