テラーノベル
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pn「…好きだよ。そういう意味で」
rd「は…、?」
pn「… お、俺はもう寝るから! おやすみッ / / 」
そう言っていそいそと走って寝室へ戻っていく彼の耳は真っ赤に染まっていて、とても可愛いらしい。
しばらくして頭の整理が追いつくと自分の顔が火照っていくのに気づいた。
rd「…ずるすぎるでしょ、/ / 」
嬉しい。嬉しくて口角が緩んでしまう。
やっとだ やっとずっと好きだった子が自分を好きになってくれた。
… でも 、
rd 「 …俺も好きだ。」 なんて 本人には言わない。
絶対 言えない。
pn 視点
pn「…ん” 、 」
目覚めが悪い。
昨日、今日?の自分の発言が頭から離れず、寝たのか寝れたのかよくわからない。
pn「どういう顔してらっだあに会えばいいんだよー、 」
俺が喚いていると ガチャッ と音を立てて ゆっくりと扉が開いた。
pn「 …へ、 らっだあ?」
rd「ぺんちゃんおはよー。 学校遅刻するから起こしに来てあげた。」
pn「へ、?あっ、うん ありがと?」
rd「朝食作っといたから食べてね〜」
そう言って彼は部屋を出ていく
pn「え、いつも通りだ…?」
まさか伝わってなかった?そんなことある?
いやそもそも夢だった? いやそんなわけない。あれは確実に現実だ。
pn「なんなんだほんと…。」
rd「ぺいんと学校行くよ?」
pn「あ、うん!」
登校中らっだあと何か話したけど頭が真っ白で何も内容が入ってこなかった。
sn「あ、ぺいんとさんらっだあ(敬称略)!!!!!おはようございます!」
pn「うるさっ、おはよー」
rd「おいおい、呼び捨て??」
sn「敬称略ですよー」
rd「本当か〜?」
…やっぱり普通だ。
なんでだ?好きとか言われ慣れてる…? まあ 青鬼って凄いらしいし当然だけど
… でもそれもなんかやだなぁ、
そんなモヤモヤした気持ちが一日中あり、授業がまともに入ってこないまま放課後になった。
sn「…、」
sn「…ぺいんとさん、今日2人で寄り道して帰りませんか?」
pn「あ、ごめん。結界あって無理なんだよね。」
sn「知ってますよ。ふふーん!僕は死神ですよ?らっだあさんの結界は流石に無効化はできないですが空間を切り離すくらいはできます!」
sn「てことで、! ぺいんとさんは借りますね?」
rd「…しゃーなし。俺の助手臨時って事で貸したげる。夜までには返してね?」
sn「はいはいわかってますよ〜」 と軽くしにがみくんがいう。
pn「え、あ。じゃあらっだあバイバイまたあとで」
そういうとらっだあはニコニコとした顔で手を振っていたが。
いつもの笑顔と違いどこか寂しそうな悲しそうな、ぽっかりと穴が空いたような顔をしている気がした。
pn「…考えすぎか。」
だってそんな顔をする理由がどこにもない。
気にしてない様子だったし、何かあったわけでもなさそうだったし。
あ、でも今日はおふざけとかいじりが少なかった様な…
…とにかく考えすぎだ。
一旦らっだあのことを考えるのはやめよう!!
そうだ。せっかくしにがみくんと久しぶりに2人で寄り道するんだから。楽しもう!!
コメント
1件
新作きちゃぁー!!!!!次回作楽しみにしてます!!!