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今日も今日とてもこの作品を読んだことにより口角が下がらへん😄 日付が変わったので誕生日おめでとう🎉🎊いい一年になりますように!
最近、俺の日課が増えた。
🍵「一年、回収してくるわ」
友達にそう言って教室を出ると、だいたい中庭か階段の踊り場か、
よく分からない廊下の突き当たりで二人組が見つかる。
🦈「あ、すちくーん」
👑「今日も遭難したよ」
🍵「だから校内で遭難言わないでぇ」
🍵「いい加減校内覚えて、?」
🦈「無理っ」
昼休み。
こさめはパンを持ったまま、廊下の分かれ道で固まっていた。
🦈「……あれ?」
👑「どうしたの?」
隣のみことが首を傾げる。
🦈「購買って……どっち…だっけ…?」
👑「さっき行ったよね」
🦈「うん。でも戻れない」
堂々と迷子宣言。
そのとき。
🍵「右」
俺は後ろから声をかけた。
こさめが振り向く。
🦈「あ、すちくん!」
ぱっと顔が明るくなる。
……それ、やめて。心臓に悪い。ほんと。
🍵「なんで毎回逆行くの、?」
🦈「こさめ、きっと地磁気と相性悪い」
🍵「壮大な言い訳だな」
みことがくすっと笑う。
👑「すっち〜、いつも助けてくれてありがとう」
🍵「放っとくと学校から出られないからね」
🦈「出られないのは昨日だけ!」
🍵「嘘つかないの、昨日“も”ね」
こさめはむっと頬をふくらませる。
🦈「むー……」
その顔、反則でしょ。
俺は軽くため息をつき、こさめの手からパンを奪った。
🍵「歩きながら食べないの。転ぶよ」
🦈「えっ」
自然に手首を軽く引いて、正しい方向へ歩き出す。
三歩進んでから、気づく。
……手、掴んだままだ。
離そうとした瞬間。
こさめのほうが、ぎゅっと少しだけ握り返した。
🦈「……」
🍵「……」
🦈「……あの、すちくん」
🍵「なに」
🦈「手、あったかいね」
心臓が一瞬止まった。
🍵「……普通でしょ」
🦈「ううん。なんか安心する」
さらっと言うな。
俺が言葉に詰まっていると、みことが後ろでにこにこしている。
👑「青春だね」
🍵「実況しないで」
その日の帰り。
珍しく、こさめは迷わなかった。
校門まで、ちゃんと自力で来た。
🍵「すちくん!」
俺を見つけると、小走りで来る。
🦈「今日は迷わなかった」
🍵「お、成長」
🦈「えらい?」
🍵「えらいえらい」
頭を軽くぽん、と叩く。
こさめは一瞬固まって、それから顔が真っ赤になった。
🦈「……あ、あの」
🍵「なに」
🦈「今の、ずるい」
🍵「え?」
🦈「なんか……どきってした……」
どきってしたのはこっちだ。
みことが後ろから静かに現れる。
👑「こさめちゃん、顔赤いよ」
🦈「みこちゃん言わないで!」
👑「かわいいね」
🦈「みことちゃんも!」
なんなんだこの一年コンビ。
明日誕生日なんですよ
いぇい