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いむが、俺の話?聞きたい〜という眼差しで俺とひなこを見る。

いや、そもそもなんでここにいるの?

「なんでいんの…?」

ひなこがやばいと顔に書きながら何故ここに居るのかを聞く。

動揺するひなこに俺はじとーと、眼で伝える。

ひなこは図星で冷汗が出る。

ひなこは我慢ならない!と心の声で叫んだようにうぅ〜と声を出すと、バッと立ち上がり

「私は失礼します〜どうぞごゆっくり〜」

「あ!お前逃げんな!」

「あ、ちょ」

ひなこが逃げるのを俺が追いかけようとするといむが俺の手首を掴んだ。


気まずい状態で俺は目を合わせられず、どうしたらいいのかを考えていた。

「実は聞こえちゃってたんだけど…」

「どっから…」

恥ずかしさで死にそうな俺だけど恥ずかしいとこを聞かれてなければまだ逃げられると考えていたが。

「ぷっちーのあいつ俺の事恋愛感情で見てないってところから…」

終わった、誤魔化しようがない…

「あいつってさ…俺の事?」

「や…あの…あれは…」

言いたくても恥ずかしくて声に出ない。このまま告れば終わりだろうけど…フラれたらと考えると…

ちょっと照れながら、ちょっと不安になりながら、告白する覚悟が出来ると。


「うっ…おえ…」

花吐き病の症状が出た。

いむの前で気持ち悪いところを見せてしまった。

恥ずかしいし終わった、花を吐いて、呆れられただろうな…、そう引かれるのを考える俺だけど。

「やっぱりぷっちー花吐き病だったんだ…」

「…う、嘘ついてごめ─」

「好きな人誰なの?」

「…は?」

待って、さっきの「あいつ俺の事恋愛感情で見てない」でわからないの?バカなの?鈍感すぎるだろ。

いむの言葉で停止している俺に対し、いむは誰なんだよ!と喚く。な、なんだこいつ…さっきの時間なんだったんだ…

あまりにもいむが馬鹿すぎて症状なんて気にしなかった。

でも…いむの目を見てハッとした気がする。

いむ、俺の事が好きなんだ…って。ひなこに言われた通り、俺が受け入れてないだけだったのかもしれない。

告白するチャンスかもしれない、このまま苦しみもなくなって、また幸せが訪れるかもしれない。

この幸せを逃す訳にはいかない───


「いむ、俺、いむが好きなんだ、大好き。」


にこっと涙を出しながらいむの目を見た…いむは、目を見開いて…いむまで涙が出そうだった。

するといむは口を開けて言った。

「俺も…ぷっちーが好き…大好き」


続く

👀さん愛され!

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