/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
✕月○日 筆者 ブラッキー
今日はバレンタインだから姉ちゃん達からチョコを貰ったんだけど…
色々大変だったなぁ…まぁ、それもこの家族らしいけどね！
サンダース「…また、またこの日がやってきちまった…」
彼は日めくりカレンダーを見て嘆いた。
ブラッキー「どうしたの、サン兄…」
サンダース「だが！！去年の俺とは違う！！」
サンダース「今年こそは…！！無念を晴らしてやる！！！」
ニンフィア「…何をそんなにやる気入れてんの？」
サンダース「今日は2月14日！バレンタインデーなんだよ！！」
サンダース「しかし！！俺は家族以外で誰からもチョコを貰えていない！！」
サンダース「今年こそは可愛い女の子から本命チョコを貰ってやるぜ！！！」
ニンフィア「ふーん、じゃあ、私はチョコ作りの準備するから行くわね。」
彼女は彼の話に興味無さげ聞いた後、そう言ったものの、燃え上がる彼には聞こえていなかったようだ。
リーフィア「んふふふふ…」
サンダース「何をそんなに嬉しそうにしてるんだ？」
サンダース「ま、まさかお前…！！」
サンダース「本命を貰えるような仲の女子がいるのか！？」
まさかリーフィアに限って居るわけない、そう思いながらも彼は聞いた。
リーフィア「え、違うよ〜？」
リーフィア「だってさ、この日になると失敗作のチョコ沢山貰えるんだもん！」
エーフィ「今年も頼むっスよリーフィア！」
ブラッキー「あー、そういえば毎年残飯処理係だったね…」
サンダース「そういえば、今年はエーフィも作るのか？」
エーフィ「そうッスね。」
エーフィ「今年のバレンタインイベントガチャでお目当てのキャラ出たッスからね。」
サンダース「ふぅん…」
サンダース「あ、もしかしてお前、好きなやつとかいんのか〜？」
彼はからかうようにニヤニヤしながらそう言った。
エーフィ「違うッスよ、バレンタインにエネコかぶりながら知り合いの男達に渡すと、」
エーフィ「ホワイトデーには何倍ものお返しになって帰ってくるんスから。」
サンダース「人の心無いのか、お前…」
彼は『こういう女って恐ろしい…』そう思いながら言った。
サンダース「そういえば、ブースターはどうなんだ？」
ブースター「え、僕？」
サンダース「お前も家族以外チョコ貰えてないだろ？俺と非モテ同盟組もうぜ！」
ブースター「あ、僕毎年友達のフォッコちゃんに貰ってるよ？」
サンダース「な、なんだと…」
サンダース「ちくしょう、俺はまだ子供のブースターにも負けているのか…！？」
彼はそう嘆いたのだった。
イヴ「エーフィお姉ちゃん、イヴも一緒に作ってもいい？」
エーフィ「いいっスよ！」
シャワーズ「あら、今年はイヴも作るのね… 」
そして、数秒後…
シャワーズ「…いや待って！？」
シャワーズ「イヴも作るってことは何か好きな人が居るってこと！？」
シャワーズ「あああ、どうしましょう…！！？？」
頭を抱えながら動揺する彼女にグレイシアは言った。
グレイシア「そんなに心配しなくたって大丈夫だと思うわ…」
シャワーズ「ううう、でも、心配なんだもん…」
グレイシア「とりあえず、今は見守っていましょ？」
シャワーズ「うん…」
彼女は涙を拭いそう言った。
その後…
イヴ「できたーっ！！」
グレイシア「上手に出来たわね！」
イヴ「よーし、早速渡しに行こうっと！」
イヴ「はい！グレイシアお姉ちゃん達！」
そう言うと、イヴはグレイシア、エーフィ、シャワーズ、ニンフィアの分のチョコを各々に渡した。
シャワーズ「えっ！？」
シャワーズ「す、好きな人がいるんじゃないの！？」
イヴ「え？私、家族のみんなに配ろうと思って作ってたよ？」
シャワーズ「…よ、よかったあぁぁぁぁぁ…」
イヴのその言葉を聞いた途端に安心し、大きなため息が出た。
イヴ「私、他のみんなにも配ってくるねー！」
そう言って向かった彼女を見送った後、グレイシアはこう言った。
グレイシア「ね、大丈夫だったでしょう？」
その後…
サンダース「今年も家族以外に貰えなかった！！！！ 」
彼はグレイシアに貰ったチョコを食べつつそう言った。
ブラッキー「あ、今年もだったんだ…」
サンダース「しかし！！俺はこんな事でへこたれる男じゃねえ！！」
サンダース「来年は絶対に貰ってやるぜ！！！」
そう言った彼の挑戦はまだまだ続く…
第5話終了
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
